Y: いや面白いっすよ、最初の頃はみんな。
森さん: 港ぉがまだ、堤防がなくてさぁ。
Y: はい、ないないないない。
森さん: あの頃の波なんて、イィ波だなぁと思うけどネェ、今思うと。
Y: あの老人ホームのぉ、前の辺の波がいい波でしたよ。どっちも出たし、右も左も。
森さん: そぉそぉそぉ。グランドスウェルみたいにヒャァ〜って入ってきて。
Y: イィ波だった!ま、波の話が出るけど、波はやっぱり20年くらい前までが一番イイ波ですよ、伊良湖は。全体、どこも。で、各ポイントもぉ、あんな道もつながっとらんかったからぁ、こぉ、コジンマリしてたじゃないっすか?
森さん: 出ては上がって、出ては上がって。
Y: で、もぉ決まったヤツ等だからぁ、車のカギは付けっぱなしでぇ、で出てくヤツがぁ、そいつの車を動かしてぇ。
森さん: 動かして。
Y: でも一回出してって、暗黙のルールになっとってぇ。
森さん: ないもんね、もぉ今は。今そんな危険なことできん。
Y: そんなんやったら、中クシャクシャんされる。
森さん: 車がないかもしれん!そぉいうので、ずっときたのかなぁ。で、もぉ歳もきたし、ウェイトも増えたからぁ、ロングボード乗るようんなってからぁ、じゃない?武藤さんとかぁ、スピヤンとかぁ、あの辺と、ちょっとこぉ、内容が濃くなってきたのは。
Y: えぇ。だってロング、僕ホントに思うのはぁ、90年入ってぇ、93年、4年くらいですよ。伊良湖でロングボードをぉ、遠藤さんも持ってぇ、丁度まだ全日の防波堤が出てなかったすよ。そぉすると、たまに行くとぉ、おったりぃ。会いましたもん。
森さん: そぉ。
Y: であとパンダさんもぉ、ちょっとやりかけとった。
森さん: あぁ。
Y: だで今みたいにぃ、ワーッとロングボードなんかいなかった。
森さん: いないいない。
Y: でロングビーチで入っとってもぉ、全部ショートでぇ、沖に三本か四本くらいしか乗っとぉへんかったからぁ。
森さん: うん。
Y: で、90〜やっぱり5、6年ですよ。一気に何か段々ダンダン増えてきて。
森さん: だでドンドンどんどんみんなが贅沢んなって、当時ぃ、スチュワートの板だったりぃ、タウンアンドカントリーの板だったりぃ、っていう板しかぁなかったしね、ロングボード。
Y: ロングはぁ、ホントに出だしはスチュワートと、ベアーと、タウカンと、ラスKですよ。
森さん: あぁそぉか。
Y: ラスKはもぉ、あった。うん、ラスKがあってぇ、で、どこが代理店だったかよく分かんないけど、ラスティー・ケアラウナがまだワールドチャンピオンになるちょっと前から。で、当時ラスKの板はぁ、BKが削ってましたよ。
森さん: あぁ、BKね。
Y: はぁい。
森さん: あそこにあるよ、BK。
Y: あホントぉ?
森さん: 焼けちゃっとるけど。
Y: ホホホホ。
森さん: 新品で、人に貸したら焼けちゃったまま返って来た。
Y: あホントぉ。
森さん: でそぉこぉしとるうちにぃ、ホビーがきてぇ。
Y: えぇえぇ。
森さん: フィル・エドワーズのシェイプの板があったりとかぁ、何かでそぉいうのやるようんなったかな。だって、新しモン好きの浮気性だもんでさ、俺。ドンドン新しいモン出ると、ドンドン乗りたくなっちゃう!
Y: ウハハハハー!
森さん: ハハハハハ!
Y: いや、いーじゃないっすか。
森さん: 良くないよ。
Y: いや、板はだって、やっぱりちょっとずつ違うもん、どこの板も。だであれですよ、普通の人はぁ、あの、店やっとるとやっぱり自分とこに、何本かメイン商品があるじゃないですか。やっぱそれを乗らなかんけどぉ、ホントは普通の人はぁ、ここの板も乗ってみよう、あそこの板も乗ってみようっていって、最終的に一番自分にとっていい相性の板を見つけるとぉ、僕はサーフィンは一番いいと思いますよ。
森さん: おん。
Y: ただ、僕だって、ブリューワーの板とか乗りたいなぁ〜とか、ぶっちゃけ思うけど、なかなか、ねぇ?
森さん: 許されんもんなぁ、それは。
Y: なかなかねぇ?(笑)
Y: だからそれこそ、エビンの兄さんとこで買ってきてぇ。、このエリアじゃなくて誰もおらんとこで乗っとる分にはわっからへんけど(笑)。
森さん: 何かベルズの吉川、宮崎で浮いとるときに、花柄のマークのやつに乗っとるぞぉーって(笑)。
Y: ウッハハハハ。
森さん: そぉそぉ。そぉいうのもあったりとか。でも、そぉいうのが一番、あれかなぁ。でもやることなくて、他に。田舎だし。ここは。
Y: うーん。
森さん: やることないしぃ、ま海までは遠いけどぉ、ホンっトに今みたいにさぁ、若い子っていっぱい選択肢持っとるじゃん。そんな選択肢なんかなかった時代でしょ?やっぱり。
Y: ないない。だってあの頃はぁ、サーフボードっていうとぉ、僕らはまだお客さん側でぇ、店 に行っとる時はぁ、ぶっちゃけ大体年に二回は作ってぇ、「冬の方がイイ板上がるぞぉ♪」って。
森さん: そぉそぉ!!その通り。
Y: 作ってぇ。冬の方が乾燥してるから。。。
森さん: で、あと、そぉだねぇ、ウェットスーツも冬作って。
Y: 80年代面白かったのはぁ、当然シングルフィン、最初やると「お前シングルからやれ」って言われて、トライフィンはもぉあったにも関わらずぅ、「ダメ」って言われてぇ。
森さん: 何か気持ち的にさぁ、店の売れ残りをさぁ、渡されとるような気がしたときもあったよ。
Y: えぇ〜。で、ツインがあったっしょ。ほんで、4フィンがあったりぃ、でぇ、ウィングチップの何か変チクリンのセンターフィンがあって、ほんでみんなでぇ、「あーだぁこーだぁ、あーだぁこーだぁ」ってやっとったからぁ。
森さん: そぉそぉ。でも、逆に言うと、そぉいうモノがあって、今きたから、結構色んな板に乗れるんだって。
Y: えぇ。そらぁねぇ、ショップの人は普通の人よりねぇ、絶対的に数乗ってるから、だから、ある程度いろんな、「門前の小僧、習わぬお経」で、そんなねぇ、自分のこと言っとってかんけどぉ、シェイパーとも当然会うじゃないですか?
森さん: うん。
Y: で色んな話を聞かしてもらうしぃ、で、一つのブランドのシェイパーっていうのは、自分とこの板を削るわけじゃないですか。でもぉ、店の人っていうのはぁ、いくつかのブランドをこぉ併用してやるでしょ?
森さん: おぉん。
Y: でやっぱりレール触ったり、ロッカー見たりするからぁ、こんなこと言うと怒られるかもしんないけどぉ、あんまり分かってないシェイパーさんよりはぁ、店の人の方が、実はよく知ってると僕は思いますよ。二桁の年数やっとる人達は。
森さん: そぉ思ったりもするし。でもこぉいう話をすると、ジジィんなったなぁって気にならん?いや、昔は良かったとかさ、これからもっとイイ時があるんじゃねぇのかなとも思うし。
Y: えだってずーっとこれだってことは、やっぱりぃ、良かったことだと思いますよ。その、何て言うのかなぁ、好きなことでぇ、ご飯食べるとなると相当難しいしぃ、じゃぁそれでぇ、普通に仕事しとる人みたいにぃ、何か物質的なモノを得てぇ、こぉ〜っていうのを望むと、バチが当たるしぃ、どっちかですよ。
森さん: でもねぇ、キライになった時もあったよ、一時。サーフィン。仕事として捉えて、自分〜がぁ、そのやってる事をぉ、その、ユーザーに理解されんときとか。やっぱあるでしょぉ?
Y: はい、よくあります。
森さん: で、そぉいう時はやっぱり、ちょと「う〜ん」とかって落ち込んだりとかぁ。
Y: えぇ。
森さん: するしぃ、ひょっとして違う仕事やっててぇ、自分の一番好きなことが趣味だったらぁ、ストレスはそれで解消できるけどぉ、一番好きなことを仕事にしとってぇ、何でストレスを解消するか?ってことになった時にぃ、ちょっと悩んだ。
Y: いや、それねぇ、みんなぶつかってますよ。その壁には。
森さん: うん。
Y: みんな言うもん、それ。でもぉ、もぉいいんですよ。
森さん: そぉ、もぉそれはそれとして。
Y: でぇ、サーフィン、お客さんの時代があるじゃないですか、自分たも、どんな人でも。その方がぁ、だって「この板だぁ、あーだこーだ」って勝手なことばっかしゃべっとったしぃ、店のそんな思ってることまで、ねぇ、そんな察知できんかったしぃ。で「これいくらにしてくれんの?」とかぁ、言っとったしぃ。フハハハハ。
森さん: そぉそぉ。ホントにそぉだよ。
Y: で、行って自分が悪いのに板のせいにしてぇ〜!ガハハハハ!
森さん: そぉそぉ!!その通り!!
Y: 「あの板売ったあの店が悪い!」とかぁ〜。
森さん: その通りだわ。そぉいう、色んなことがあったな。
Y: いや、四半世紀以上ねぇ、やっぱり何でもやるっていうことはねぇ、スゴイっすわ。どんな世界でも。
森さん: いやぁ〜、やるっていうかぁ、やらさして頂いたって言う方がいいのかな。もぉ〜、周りのみんなにぃ、勿論お客さんもそぉだしぃ、同業者の人もそぉだし、メーカーさんもそぉだけど、みんなに何か育ててもらったっていうぅ、何か意識は、ものすごい強い。
Y: うん。それはまぁ、多かれ少なかれみんな思ってますよ。
森さん: そぉ思う、何か。まぁ、人それぞれの諸事情でさぁ、例えば結婚して、子供が産まれてぇ、で今はまた手が離れたからサーフィンやりたいっていって、10年ぶりとか。
Y: えぇ。
森さん: 何年ぶりかに戻って来てくれる人とかを見るとぉ、報われたなっていう。気にはなる。
Y: うーん、そぉですねぇ〜。サーフィン面白いなぁって思うのはぁ、みんな若い頃に始めて、大体去ってくじゃないですか。やりたいけどやれなくなるというか、なって。で40歳また入って、ちょっと手ぇ離れたりぃ、仕事も落ちついてきてぇ、でぇまぁ、短い板は難しくなっとるもんだから、ファンだとかロングでって。どぉであれぇ、そぉいう形でまぁ、あの、こやって言うとどぉなんだろぉな。鮭がまた海に行って川に戻ってくるっていう。
森さん: うんうん!そぉそぉ!
Y: っていう言い方すると怒られるかもしれんけどぉ、何か今そぉいう形があるからぁ、それは伊良湖だけじゃなくて、全国的に色んなとこで起きてるじゃないですか。でそこで、ま、みんなジジィ・ババァんなっとるかもしれんけどぉ、会ってみんなでワーワーやっとるのはぁ、僕はこぉ見ててすぅごイイ事だと思う。
森さん: うん。なんか昨日、ブログかなんかに70歳のブラジル人と、あ、違うのか。向こうにおる人なのかな、日本人のおばあちゃんで、70歳でまだ現役んサーファーって。
Y: へぇぇ〜!
森さん: おばあちゃんがおるって。スゴイなって思って。サーフィンって、まぁ単なる一種のスポーツ、ってとらわれガチだけどぉ、何か、最近だよ。最近何か違うよぉな気もする。
Y: サーフィンですか?サーフィンは僕はスポーツ・プラス・イコールぅ、こぉやって言うと「またアイツは変なこと言っとる」って言われるかもしれんけど、スピリチュアルのぉ、いわゆるぅ、仏の教えみたいなのをぉ。
森さん: うん。まぁ〜、精神修行の場でもあるから。それだからこそあれなのかなぁっていう。宗派の違いで店をやってみたいな。
Y: そぉそぉそぉそぉ。
森さん: だで一番思うのはぁ、やっぱり自分がぁ楽しくできんかったらぁ、ユーザーの人もぉ、楽しくないって。
Y: 楽しくない。
森さん: だで自分がクサクサ悩んどったりぃ、何かしとる時はぁ、やっぱイカンなって思う。
Y: はい。
森さん: 表に出せんなっていう。諸先輩方もそぉだったし。
Y: えぇ。思うことはぁ、色んなお店あるじゃないですか。で、そこと波動があうぅお客さんっていうか、メンバーがぁ、そこに出入りするって、上手く出来とるなぁ〜って思う。でどんなにぃこぉ、こっちがその子にって思ってもぉ、そぉじゃない人はそこからスーっといくしぃ。で、まぁ、「あ、あそこのところに行ったなぁ〜」と思って。僕なんか若い頃はぁ、生意気だったからぁ、「っだあいつ、あそこ行きやがってぇ〜!」って思ったし。
森さん: いや、思う思う!
Y: あるけど、今はぁ、「あ、それでその子がぁ、そこでイイ感じだったらいいなぁ〜」っていう風に。ここ数年ですね、やっと思えるようになった。
森さん: 俺も50過ぎてから。ホントに。若い頃はチンチン!
Y: 僕も20代から30代の頃なんかもぉ〜。口悪いからぁ、「お前なんか二度とここ来るな」って。ウハハハハ。
Y: でもみんな言いますよ。こないだMICの加藤さんとしゃべとった時も、「まぁよぉ、吉川。来るものは拒まず、去るものは何とか、だぞ」って。
森さん: 六進通?か何かにぃ、仏教である。
Y: あぁ、ありますねぇ。
森さん:にぃ、こぉ「執着してはいかん」と。
Y: はいはい。
森さん: 「絶えず離せ」と。
Y: はい。
森さん: 何かに書いてあって。
Y: 執着が自分を苦しめる。
森さん: そぉそぉそぉそぉ。ホントにそぉ思うて。
Y: でもみんな、50歳過ぎてぇ、イイ感じになってきたんすよ。僕はそぉ思いますよ、昔だったら「何だぁ、お前何しに来たんだぁ?」って言われとるかもしれんけどぉ。最近ねぇ、みんななんかねぇ、優しくねぇ、「おっ、いーよいーよ」ってしてくれるからぁ、「あ、みんなやっぱ変わったなぁ〜」って思う。
森さん: やっぱあれなんじゃないの?気が付いたんじゃない?自分が一番じゃないってことを。
Y: いや、そりゃそぉっすよ。アハハハハハ。
森さん: ハハハハハ!
Y: 20から30代はねぇ、みんなもぉ「バッカ野郎〜!」ってやっとったから。
森さん: だから絶対自分が一番じゃないってことにぃ、気が付いたってことと、まぁあれじゃない?ホンっトに落ち着いてきたっていうのぉ?そぉ思う。またまにはさぁ〜、その昔のあれが出る場面もあるだろうけどぉ。
Y: うんうん。
森さん: 俺は何となくそぉいう風に思っとるよ。
Y: いーもんね、もぉそれで。
森さん: 激しい時代は終わった。「ゆるやかに、穏やかに」がいいって。
Y: はい。あのねぇ、「川の流れ」ってあるじゃないですか?唄にもなるような。
森さん: あぁ。
Y: あれによく似てんなぁと思うのはぁ、こぉ川も激し〜い流れがバーってとこがあるけどぉ、最後海にたどり着くときゆるぅ〜い流れになって、海に入ってくんですよ、川って。
森さん: あぁ〜。
Y: だからぁ、サーフィン観っていうか人生観っていうのはぁ、実はそぉいう風になってって、最後は穏やかに日々をぉ、まぁ過ごせるとぉ。
森さん: おぉ。
Y: 人はぁ、いつかみんな逝っちゃうじゃないですか?が、一番イイんじゃないかなぁ〜って。歳いっても、何かいつまっでも「何っかこぉでぇ〜!」ってやってるとぉ、結局は自分が一番大変な目に遭うなぁ〜、みたいな。
森さん: おぉ。だでさっきの話やないけどぉ、もぉそれいかんよぉ〜って言う。
Y: ウハハハハハ!
森さん: 話をするんだけどぉ、いかんせんこっちの方が歳が下だしぃ。
Y: うんうん。
森さん: 「お前に何が分かるんだ?」っていう、勿論あるかもしんないけどぉ。
Y: うん。
森さん: やっぱ穏やかんなってかんとぉ、歳とって。サーフィンでもぉ、始めた頃はぁ、もぉボンボン板飛ばしたりとか。段々乗れるようんなってきたら、激しくなるけどぉ、もぉある程度年齢きてロングボード乗るようんなったらぁ、穏やかに?乗るようになるやん。
Y: うんうん。
森さん: だったらやっぱり、人生も。生き方もぉ、そぉいう風になってけばいいのになっていう。
Y: だからぁ、まぁロングとショートって、比較したらあれだけど、「ショートはハード」で「ロングはメロー」だと思いますよ。
森さん: そぉそぉそぉ。その通り。
Y: えぇ〜。
森さん: だからぁ、そのぉ若い子にロングボード渡したり、ま勿論するんだけどぉ、いつも思う事が一つあってぇ、ショートボードん時に悔しい思いをしたからロングボード乗るっていうのはぁ、ホンっトの事言うとぉ、どぉかな?って思ったりもする。
Y: うーん、そぉですねぇ。
森さん: 純粋にぃ、「ショートボードに自分は乗れん」って正直に言ってくれてぇ、「だけど波乗りがしたいので、長いのに替えたい」っていう風に言われればぁ、それはこぉ喜んで勧めるけどぉ、「ショートで嫌な思いをした、誰も乗せてくれぇせん、あーっ!」とかっていう思いのある人にぃ、ロングボード渡したら、なんか敵討ちするみたいにぃ、どーせ乗るんだろ?って。。。なっちゃわん?
Y: だからロングもぉ、ホントは伊良湖もぉ、思うのはぁ。僕もロングに替わった頃、やっぱ乗れちゃうじゃないですか?
森さん: うん。
Y: だで乗りまくっとった時あるけどぉ。最近はぁ、まぁちょっと自分の体も疲れてきたっていうのもあるけどぉ、ま一回乗ったらぁ、セット入ってきても、次のやつは乗らん〜とかね。
森さん: うん。
Y: そぉするとショートボードの人は後ろから見てるからぁ、ロングはアウト側にいるでしょ?見られてる訳ですよ。と、その人がどぉしてるかっていうのを、ショートのある程度できる連中は見ててぇ、「あの人はあぁいう風だから」っていうと受け入れてくれるしぃ、それをいっつまででもやっとるとぉ、やっぱり中には気の荒いヤツがおればぁ、「お前ちょっとぉ〜」ってケンカにもなってくるからぁ。
森さん: うん。
Y: だから今若い子でもロングボードやる人がいたらぁ、もぉちょっとそこんところはぁ、こぉ自分ばっかじゃなくって、分け与えると今度相手も分け与えてくれるようになってくるからぁ。
森さん: うん。
Y: ま、店やってて一番思うことはぁ、売るときにぃ、そぉいう話もプラスαして?まぁ僕でも森さんでもぉ、付け加えて、あとはその子がホントにそぉしてくれるとぉ、結果的にぃ、一番。いいと思う。
森さん: 一番トラブルのはやっぱ、何も知らない状態でネットで買う場合。そぉゆう〜自覚とか、意識とかっていうのは、まネット上に書いてあるかもしれんけど、そんなん飛び越してぇ、欲しいモンだけをぉ、「あーっ!」って言っとる間にチャチャっとクリックすればぁ。
Y: モノは来るけどぉ、そぉいった体感したこととか話とかぁ、ホントにそこの水が熱い、冷たいっていうのはぁ、やってみな分からんもんでぇ。そこはやっぱりねぇ、ネットで買ってもいいんですよ。
森さん: うん。
Y: ネットで買うのは悪くないと思うけどぉ、ずーっとそこにおるとぉ、結局サーフィンの幅を広げられなくなっちゃうんじゃないかなぁ。
森さん: うん。で、止めちゃう場合が多いよな、そぉいうパターンは。
Y: うーん。そぉなりやすいよね、教わらないから。
森さん: マインド、とかぁ、心だな。心がない人はやっぱり、止めるだろぉなぁ。
Y: うん、もったいないけどね。せっかくぅ。
森さん: そーそーそーそー。
Y: せっかくキッカケがあってやってぇ、最初のキッカケはそれでいいけどぉ、やっぱり、三年、四年、五年もし続くんであればぁ、どこでもいいからどっか一つのところにチョロチョロっとでいいから、そこの人と話してぇ、そすると教わるんですよ。でぇ、そのぉ、今の若い人達世代・全部とは言わんけどもぉ、知らんまんまぁ、過ぎてこぉとするわけですよ。
森さん: そぉ。
Y: 昔の諺で、僕コトワザ大好きだからよく言うけど、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の損」っていう諺があるよぉにぃ、やっぱ先にやってる人達はそれだけのぉ、波にも巻かれたり色んな経験を踏まえてるからぁ、と、「どぉなんですかねぇ?」って聞けばぁ、聞かれた方は「アホォ」とは言わないからぁ、「お前こぉしろ、あぁしろ」って親切に、絶対教えてくれるからぁ、それはサーフィンでも、普通の社会の仕事においてもぉ、そやってやってった方がぁ、結果的にその本人の絶対得になると思うからぁ。
森さん: うん。
Y: よく知っとる子にはそぉいう話するけどぉ、やっぱりただ来て「これいくらですか?」とかって。
森さん: 話す機会もないしさぁ、そぉだと。
Y: えぇ。
森さん: であとねぇ、海外とかチョロチョロっと出たりとかしとるとぉ、思うことがあってぇ。その、ビジネスバックを持って海外に行ってた人とぉ、サーフボード持って海外に出た人とのぉ、大きい違いはぁ、その友達の数。
Y: あぁ〜!
森さん: いやしゃべれんよ!アホばっかでぇ、こんな事言うと怒られるな(笑)。
Y: アハハハハ!
森さん: ブロークン英語しかしゃべれんとかぁ、片言の日本語しかダメってヤツいっぱいおるけどぉ、サーフボード持ってぇ海外行ったら絶対友達が増えるよ。
Y: 増える!僕も思う。
森さん: おぉ。だからぁ、やっぱりそぉいう手段っていうのはぁ、やっぱりこぉいうとこに来たりとかぁ、まぁ、目上の人だったりに教えてもらうってこともぉ、やっぱ重要なことだろぉなぁと思う。
Y: やっぱりねぇ、海外行くとぉ、色んなとこチョロチョロ回ったけどぉ、「いいなぁ〜」と思うところに、やっぱり行った時はそこに行って顔出すよぉにしとくとぉ、向こうにおる人達がやっぱり「オォ〜!イツキタァ?」っていってぇ。
森さん: そぉそぉ。
Y: で、「イツカエルゥ?」っていってぇやってえるとぉ、段々向こうが親切にしてくれるしぃ、ケアしてくれるしぃ。
森さん: たわいもない会話なんだけどな。
Y: しょーもない事しか言ってないけどぉ。
森さん: そんな利害が絡むわけでもないし。
Y: 「アレカエ、コレカエ」もないし。
森さん: ただ単純に、「サーフィンする」っていうさぁ。そぉいう共通のぉ、項目があるだけで、すっごい変わるんでぇ。
Y: で、譲ってくれますよ。
森さん: そぉ!
Y: 乗せてくれるし、「明日帰る」って言うと「ジャァヤレ」って言ってくれるしぃ。
森さん: そぉそぉそぉ、そぉいうのもある。
Y: そぉっすねぇ〜。
森さん: やってて良かったなって思う?
Y: 僕はやってて良かったって思います。
森さん: サーフィン。
Y: はい。
森さん: ホントにそぉ思う。色んな事教えてくれたし、色んな事教えてもらえるし。
Y: これが分かるのにねぇ〜、時間がかかった。
森さん: かかり過ぎた!ホンットにぃ!(笑)
Y: かかったなぁ〜。
森さん: ホントだて、もぉ体言うこときかへんのにぃ〜。ホントそぉ思う。まぁサーフィンやっとって、辛い思いもしたけどぉ、まぁそれは一時の事だで、時間が解決するし。
Y: いや、トータルで見たらぁ、良かったですよ。
森さん: いやいや、良かったよ。
Y: あのぉ〜、「まクッソォ!」と思うこともあったけどぉ、トータルでこぉ差し引き算したらぁ、やっぱり「良かったなぁ〜」と思いますよね、サーフィンは。
森さん: もし生まれ変われるんだったら、サーファーに生まれ変わりたい?やっぱり、また。
Y: だしぃ、店はやっとるかどぉか分からんけど。
森さん: そりゃ分からんな。
Y: 分からんけどぉ、やっとりたいっすね。も一回やっぱり、してぇ、何か板持ってぇ「あーじゃこーじゃ」って。
森さん: 今度は回り道せず、直接真っ直ぐ行けるよぉな気がする!
Y: でも生まれ変わるとみんな忘れとるもんでぇ〜。
森さん: バァカァ〜!
Y: また一緒ですよ(笑)
森さん: やっとるかな?。。。そぉ思う。だし、みんな海におる人達は、外人とかもそぉだし、年寄りもそぉだけど、浜におるときはみんな楽しそうな顔しとる。
Y: うん。あれね、海はもぉちょっと、知ってる人同士だと「お〜」とかってやるじゃないですか。でその人がたまたま後ろ気付かんくって、なったとしてもぉ、「いぃよぉ〜」とかってなるしぃ、「ゴメンゴメ〜ン」って言ったらぁ、何もないでしょぉ?だからもぉちょっとホントはねぇ、こぉ〜、言葉かけてぇ、先に入ってる人がおったらぁ、まぁ後から入ってったとしたらぁ「おはようございまぁす」とか言えばぁ、「おはようございます」って声かけられて、言わん方が 馬鹿だからぁ、そすると絶対「おはよぉ〜」とかなって、もっといい。
森さん: 雰囲気になるよなぁ。
Y: そするともっとこぉ、あぁんなねぇ〜、真夏のイライラっていうのもなくなるしぃ、みんな、同じ日本人だって事は言葉は分かるでしょ?
森さん: 分かるわなぁ。
Y: 訳の分からん言葉しゃべっとるわけじゃないんだし。
森さん: 九州とか〜、千葉?あ、伊豆かぁ。行った時にぃ、ま中学生の子とか、若い子いっぱいおってぇ。全っ然知らん子だよ。
Y: うん。
森さん: 知っとるわけないし。みんなが「おはようございます」「お疲れ様でした」みぃんなが声かけるの。
Y: あぁ〜!
森さん: こっちもぉ、歳も上だし、「あぁ〜、おはようございます!」「お疲れ様でした!」「頑張ってね♪」とかっていう声をぉ、かけなきゃいけない状況?になってるエリアもある。
Y: はぁぁ〜。
森さん: だからスッゴイ気持ちイイ!
Y: イイっすねぇ〜、それは。
森さん: うーん。だでそれは、まぁ色んな歴史があるエリアだからぁ、そぉいう風に教えられて、そぉいう中学生・高校生とか若い子がみんな。
Y: いやそれはスゴイわぁ〜。イイとこだね。
森さん: ビックリする。
Y: 基本だからねぇ〜。
森さん: あいさつは基本だな。
Y: 基本キホン。でぇ、旅とか行って、伊豆もそぉだけどぉ、行って、向こうの人に良くしてもらうとぉ、そぉいう人達がこっちに来たときにはそぉしたくなるもんね、他のぉ、そのナンバープレートで来るでしょぉ?
森さん: おぉ。
Y: 「バッカ野郎〜!あそこの連中ぅ〜!!」って思われるよぉだとぉ、マズイよね?
森さん: そぉだな。
Y: ホントはその人じゃないんだけどもぉ、そのバープレートってだけで、なんか同じように見えた時期もあるしぃ。
森さん: でもこないだもあったみたい。
Y: そぉですかぁ〜。
森さん: まだそぉいうとこもあるみたい。他県ナンバーで「俺はローカルだ」って言われたりとか。
Y: あ、ホントぉ〜。
森さん: 車が出せないよぉにする人もおるって。
Y: わざと?ひどいねぇ〜。
森さん: そぉ〜。でそれでちょっとトラブったって話があったみたい。
Y: それはねぇ、もぉ、サーフィンの前に人間性えを疑うねぇ。。。
森さん: そぉ。その通り!ある意味そのぉ〜、ローカリズムっていう部分もぉ、モチロン大切だとは思うけどぉ、圧倒的に海持たん人の方が多いよぉな気がするし。
Y: じゃぁ、ローカルって話になった時にぃ、確かにそこに産まれて育っておる人も「ローカル」って言うかもしんない。けどぉ、じゃぁ「ローカルだぁ〜!」って言って5、6年のサーフィンとぉ、20年、30年ずーっと通ってサーフィンやっとる人?要はそのぉ、その子が知らない時代も知ってる人達。でずーっとそこに行ってぇ、で掃除したり色々やっとる人もぉ、僕はローカルだと思うしぃ。
森さん: うん。だでその辺のねぇ、感じ方の違いってのがぁ、まだ差が、色んな意味であるなぁ〜と。だでさっきのその、伊豆とか九州のエリアの話じゃないけどぉ、もしね、地元の子がそぉいう風にしてくれてぇ、こっちが何にもしんかったらぁ、文句言われようが何しようがぁ、「こっちが悪い」っていう自覚がねぇ、自分の中には出るけどぉ。そぉいうこともなしに、イキナリ「デンっ!」って車停められて「えぇ〜?」とか思っとったら、「俺はローカルだ」みたいなこと言われたら、ホンットに人間性を疑うな。
Y: そぉだね。
森さん: 疑うし、悲しくなるし、こんな時代。
Y: いや、言葉が通じるってことはぁ、辿ってくと元は一緒ですからね。
森さん: そぉそぉ。
Y: ずーっっと辿ってったらぁ、その人と昔は親戚だったかもしんないし。
森さん: そぉそぉ。

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