復旦大学でシンポジウムの終わった翌日には、勤務先の提携校である
上海財経大学を訪問したのであった。
上海財経大学と復旦大学は隣接しているのだが、いずれも広大なキャンパスなので、まったく「お隣」という感じがしない。一方から一方を見ると、「はるかかなたを望む」という感じになるのだ。
たまたま前日(9月10日)が「教師節(教師の日)」で、上海財経大学の正門をくぐると、「熱烈慶祝」の横断幕が目に飛び込んできた。
今年が22回目の教師節だったらしい。
そういえば前日、夕食を共にした上海の知人から、「今日は先生の日だから」ということで、本を1冊プレゼントしてもらったのだ。
つまり、「教師の日」は、かなり定着しているようなのだ。
教員が他の職業から突出して特別な職業だとは思わないが、日本にも「教師の日」があれば、教員がもう少しは社会全体から尊敬を得られるようになるのだろうか・・・そんなことを考えた。
いや、現在のような状況では、いくら「教師の日」があっても駄目だろうな。
もちろん、報道の対象とされるような教員は一部であることを理解しつつ。

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