くしくも8年前。
まだそれほどサッカーに対して熱い情熱を注いでなかった高校3年生のワタクシ。
ですが、連れの家で興奮しながら見ていたことを今でも覚えています。
クロアチアの英雄、ダボル・シュケルのシュートが川口の左手をかすめてネットを揺らした瞬間。
歯が立たなかった当時の日本。
世界との違いをまざまざと見せ付けられたあの日。
サッカーに情熱がなくても日本が負けたという事実に大いに落胆し。
そして次のW杯では…と密かな思いを募らせていました。
あれから8年。
日本代表から多くの海外プレイヤーを輩出し。
ワールドスタンダードに追いつけ追い越せでやってきた我が日本。
その成長の結果を示す日が来た訳です。
そう、クロアチア戦はどっかのテレビ局が盛んに言う
「絶対に負けられない戦い」
などではなく、
「絶対に勝たなければならない戦い」
なわけです。
そもそもあのネガティブなコメントは好きではありません。
そしてジーコの采配にもそれが現れていました。
システムはジーコジャパンが始まった当初の4−4−2。
攻撃的な布陣。
加地の復調、得点力不足がジーコを突き動かしたのでしょう。
そして中盤にはミドルシュートの得意な小笠原。
ジーコの隠し玉です。
そして試合が始まり。
一進一退の攻防。
前半21分。
宮本、痛恨のエリア内ファール。
PKを献上。
蹴るのは再三にわたって右サイドを突破してきたスルナ。
守るのはPK職人、川口。
神が舞い降りたのでしょうか。
ここで
PKストップ!!
前半の見所はこれぐらいでした。
後半は
柳沢の決定的なミス以外は見るところが特になく。
ドロー。
オーストラリア戦同様、ワタクシなりの考察を。
【よかった点】
◎積極的なミドルシュート
→中田英・小笠原・三都主のミドルは効果的で、DFが中央により、再度があく
ことによって
加地・三都主両サイドの上がりが見えた。
特に前半の加地、後半の三都主は確実にクロアチアの脅威になっていた。
◎4バックの機能
→毎度の事ながら上がるシステム論争。本番でここまで機能すれば合格点だと思う。
フィニッシュは置いといて。
◎ジーコの積極的采配
→やっと気づいたジーコ。動かなければ負けるこの状況で、後半開始に稲本。続けて玉田・大黒の投入。
悲しかったのは玉田が全くいいところがなかったのと、大黒の投入が遅すぎたこと。
◎神・川口
→SGGK(スパー・グレート・ゴールキーパー)若林源三もびっくり、まさに神懸り的セーブ!
あの場面で1点入っていれば全てが終わっていた。
【反省点】
×地に足が着いていなかった宮本
→
こんな宮本は初めて見た。
冷静沈着・不動の主将が不安定なポジショニングに軽率なファール。
今まで見たなかで最悪の宮本だった。
川口のコメントに「今日は佑二を中心にDFが頑張っていた…」とあったが、
DFの中心が「宮本」ではなく「中澤」だったということを言いたかっただろう。
×ゴールが遠いFW陣
→柳沢のコメントに「ゴール前でどのように蹴るか迷った」と。
迷う時点でFWとして失格なような気がする。
ゴン中山なら体ごとゴールに入っていただろう。高原もノーインパクト。
代わって入った玉田はドリブルして審判に激突する始末。
問題は根深い。
ポジティブに考えよう。
うん。
次は世界王者ブラジル。
今更何か対応しようとしても遅いと思うし、こっからはホントに気持ちだと思う。
コンフェデで見せた日本の力。
世界基準でも見劣りしない日本の力を是非見せて欲しい!!
あきらめません。
絶対に。
あきらめたらそこでゲームセットですから♪
23日早朝。
テレビの前でお会いいたしましょう!!
絶対勝つぞ!!
頑張れ日本!!

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