私はビジターセンター(以下「VC」)があるとすぐ立ち寄ってしまいます。 いわずと知れたメリットですが、現地の「詳細情報」や「最新情報」がgetできます。できれば下山時でなく、入山前に寄るのがいいと思います。
上記のようなノーマルなメリットは当然として、VCでは予想外の物をgetできることがあります。最近のとっても得した気分になっている例を2例ほど...

「上高地ビジターセンター」では、1953年から83年にかけて発行されていた、伝説?の山の文芸誌「アルプ」のバックナンバーが定価で購入できました。
「アルプ」については、"ヤマ"初心者の私でも、最近のヤマケイで『アルプ』豊饒の時代」という連載があり興味を持っていました。
私が買ったのは1972年2月号。34年前のものです。串田氏の絵があったり、武田久吉さんが尾瀬の三平峠の自動車道について意見を述べていたりしていて、とても興味深いものです。
また、ファミハイの重鎮?!近ド@勝沼さんのご尊父信行さんの連載が掲載されていました。巻末には山口耀久氏が、「近藤氏のこの連載には......日本の登山界のにおける最初の本格的な批評の労作である」と書かれていました。凄い...
ちなみに定価で販売しているので、購入価格は、わずか250円でした。

もう一例ほど。これは南アルプス市、旧芦安村の「南アルプス芦安山岳館」でのことです。
展示を熟見した後、出ようとすると出入口にポスターがご自由にどうぞと筒状になって置いてありました。古いカレンダーか、飲酒運転は止めようの類のポスターかと思い期待せずに中を見たところ、左写真のような素敵な北岳のポスター。もう無くなってしまった芦安村時代のものです。
なんとも素晴らしいものではないですか。喜んで一枚頂き、毎日拝んでおります。