今日は練習試合だった。
試合に出ない私はずっと足の先が冷たくて、震えるような寒さの中、スコアを書いていた。
タイムアウトの時はスコアの席から離れ、黙々とタオルを配り、ドリンクを配り、と繰り返しだった。
今までずっとコートに出ていた私は、マネージャーだった先輩の大変さがよく分かった。
相手は正直、あまり強い学校ではなかった。
しかし、自分で言うのもどうかとは思うけど、自分がいないと、随分試合の流れが違うな。と実感した。
いつもはシュートを普通に決める子も、運ぶ時間が多いからか、シュートがぶれて結局15分の1くらいのシュート率。
しかも、運んだ勢いのまま、相手がどんなに大きくてもそのままレイアップに行くから、体勢が崩れてシュートのタイミングがつかめないまま相手ボールへ、という場面も多々あった。
試合の流れをつくるのがガードの役目なのに、正直これまで私に運びを任せていた彼女にとって、ガード、という役目は頭の中から消えていたと思う。
先生はシュートへ強気でいけ、と指示をするが、勢いのままそのままシュートにいけ、とはまた意味が違う。
相手がボールを持っても、シュートを決められず、こっちがこぼれ玉をとって逆速攻にして何とか点を決められたが、少し強いチームならこんな攻め方は通用しなかった。
実質、1試合目は20−1で抑えた相手に10点を取られたり、
10点も取られないだろうと思った相手に20点近く取られて何とか勝ったり。
やっぱり、自分がいてこそのチームだ、と思った。
このチームを組み立てるのも、やっぱり私の役目だ。
そのためにも、早く練習に復帰しなければ。
毎日同じようなこと書いている気がするけど、気持ちは急いでも無理はせず、ちゃんと治す。
治って、ちゃんとしたゲームをしよう。
早くバスケがしたい。

0