近大が「フェア」
完全養殖マグロ お味は

近畿大(東大阪市)は13日、八尾市光町2丁目の大型商業施設「アリオ」で近大フェアを開く。両者は昨年11月、様々な活動を通じて地域に貢献する基本協定を交わしており、フェアはその第1弾の試み。世界初の技術で完全養殖したクロマグロ=写真、近大提供=の解体や試食をはじめ、健康食品や農産物など大学の研究などから生まれたブランド商品も販売する。
フェアは午後1時45分から。呼び物の一つは、卵から育てた完全養殖によるクロマグロの解体(午後3時)だ。近大が02年に世界で初めて成功した技術を使って養殖した約50キロの成魚を、大島実験場(和歌山県串本町)から持ち込む。
同大の完全養殖のクロマグロは関西や関東の百貨店などで販売しているが、成魚になるのに5年近くかかるため量産に至らず、希少な1匹という。試食で1千人分を用意する。
このほか、近大がミカンを使って開発した健康食品や、北海道の同大の研究所から直送するジャガイモなどを販売する。
近大によると、アリオと協定を交わしたことで、同商業施設が学生の研究や教育の場となる。
asahi.com my town osaka 2007年01月13日

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