毛見の民家にど根性アケビ!?
和歌山市毛見の船橋勝彦さん(61)宅にある物置で、アケビが地面のコンクリートを突き破って高さ約4メートルにまで成長、実がたわわになっている。
アケビのつるは、物置の壁ぎりぎりのところから伸びている(写真右)。物置内もその周辺もコンクリートで舗装されていることから、コンクリートを突き破って成長したと見られる。

船橋さんによると、20年ほど前から毎年つるが出ていたが、邪魔になるため、その都度、手で抜いたり、ハサミで切っていた。今年は放っておいたところ、ぐんぐん成長し、物置上部のすき間から外へ。さらにテレビのアンテナコードをつたって伸びた(同下)。
4月から5月にかけて紫色の花を咲かせ、6月からは実がなり始めた。今では約5センチの実(同下)がざっと見ただけで30個以上なっている。

「アケビは山の中腹によくありますが、こんなところに生えるのはめずらしい。最近の新聞は暗いニュースばかり。ど根性大根ではないですが、頑張って実をつけたアケビが明るい話題を提供できれば」と弊社に連絡をくれた船橋さん。「子どものころ、山のアケビをよく食べました。サトウキビより甘かったのを覚えています。10月に入れば熟し、食べごろになるでしょう」と話している。
2006年9月13日(水)号 news wakayama

0