福島刑務所:看守暴行懲戒処分 他にも5人処分
暴行現場で制止せず/福島
毎日新聞 2010年12月26日 地方版
福島刑務所(福島市南沢又)の男性看守3人が同僚の体毛を無理やりそるなどの暴行をしたとして懲戒処分を受けた問題で、他にも5人の男性看守が現場に居合わせながら制止しなかったとして、厳重注意や訓告の処分を受けていたことが分かった。
同刑務所によると、訓告を受けたのは、6月に宿舎内で体毛をそった際に居合わせた27歳と28歳、30歳の看守。浴場内で冷水のシャワーを浴びせるなどの暴行を目撃した19歳と30歳は厳重注意とした。5人は「悪ふざけをしていると思った」と話しているという。
同刑務所は今月21日、3人の懲戒処分について公表した際、5人の処分については明らかにしなかった。木内久雄総務部長は「懲戒処分ではなかったため公表しなかった。聞かれれば答えた」と説明している。【金寿英】

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