石上担当の講義「大阪と文学」(木曜日・3時限目)第3回目(4月25日)の授業で、レポート課題を出しました。
なお、「課題」というのは、こちらがテーマを出すということで、絶対にやって来なければならない「宿題」ではありません。
提出期限は、5月9日(木)の3時限目です。講義時間がはじまって、すぐに集めます。
講義時間をレポート作成に費やすのは無駄なので、講義に参加してください。
提出時間に遅れた人は、減点の対象とします。5月9日の講義に欠席や遅刻をすることがわかっている人は、あらかじめ石上のメールボックス(研究棟1階)に提出するか、履修している友人などに託してください。
【課題】
次の1)2)の課題のうち、1つを選んで5月7日の授業時間の最初に提出してください。
1)文学館を訪問して、レポートを作成する。
ネット等で調べれば、身近に文学館があります。連休のあいだに、ぜひ訪問し、「文学」(作家・作品)についてレポートしてください。
先日の記事にも書きましたが、参考として最新の『増補改訂版 全国文学館ガイド』(小学館、2013年1月30日刊)によって、大阪近辺の文学館を、名称のみ掲げておきます。
それぞれの文学館の詳細については、サイト等で確認してください。
川端康成記念館(茨木市)
司馬遼太郎記念館(東大阪市)
田辺聖子文学館(東大阪市)
与謝野晶子文芸館(堺市)
江山文庫(京都府与謝野町)
谷崎潤一郎記念館(芦屋市)
姫路文学館(姫路市)
佐藤春夫記念館(新宮市)
このほかにも、文学館はたくさんあります。
また、地域の図書館には、文学者のコーナーが設けられていることもあります。
(それらも、文学館に準ずるものとして、レポートの対象として認めます。)
次に、レポート作成について記します。
最初に「序文」(なぜ、この文学館を訪れたのか、どのように調べ、実際に訪問したのか等)を記してください。
次に「本文」を記します。実際に何を見て、どのように感じたか、また、どのような疑問が残ったかなど、必ず自分の目で見て、思ったことを記してください。
最後に、このレポートを書いて得られたことを、書いてください。
レポートには、必ず入場券やパンフレットなどを添付してください。
また、何月何日に(できれば入館と退館の時刻も)訪れたかを明記してください。
さらに、写真や地図などの図版を添付すれば、情報量の高いレポートになります。
文献などを参考にした場合、書名・著者名などを「参考文献」としてレポートの最後に記してください。雑誌の場合は、誌名と発行の年月、新聞の場合は、紙名と発行の年月日を明記してください。
ネットを補助的に使った場合には、URL(http://ではじまる記号)とサイトの名称を明記してください。
(ネットや友人のレポートを見て書き写すことは禁止します。自分で訪問することを最低限の条件とします。)
2)テキストを読んで、レポートを作成する。
テキストの中から、関心のある一部分を選び、それを読んでレポートを作成してください。
選ぶのは、第1部からでも、第2部からでもかまいません。また、2つ以上の章を選んでもかまいません。
必ず、タイトルを書き、その下に、読んだ部分(各章の名称とページ数)を記してください。(〇ページから〇ページまで)
レポートは、最初に「序文」(なぜ、この部分を選んだのか)を記してください。
次に「本文」を記します。読んでみて何を考え、どのようなことを感じたか、また、どのような疑問が残ったかなど、必ず自分で思ったことを記してください。
これまで3回の講義の内容や、これまでに読んだ本、実際に見聞したことなど、テキストに書かれていること以外とのかかわりについても、できれば記してください。
最後に、このレポートを書いて得られたこと(理解したこと・理解できなかったこと)を、必ず書いてください。
レポートは文章だけでもかまいませんが、他の文献などを参照して写真や地図などを添付することで、質の高いレポートになります。
他の文献などを参考にした場合、書名・著者名などを「参考文献」としてレポートの最後に記してください。
雑誌の場合は、誌名と発行の年月、新聞の場合は、紙名と発行の年月日を明記してください。
ネットを使った場合には、URL(http://ではじまる記号)とサイトの名称をすべて明記してください。
さらに、テキストに書かれた場所を、実際に訪れてレポートを作成することも可能です。
その場合には、訪れたことがわかるように文章を記してください。
以上、1) 2)のいずれも、提出時には、「大阪と文学」のレポートであることがわかるように科目名を記し、学年・クラス・番号・氏名を明記してください。特に学年を忘れないように。
字数制限はありません。また、パソコンでの作成、手書きなど、自分が一番書きやすい形式で作成して提出してください。
1)と2)の両方を作成するのはむずかしいと思います。ただし、1)と2)を融合させたレポート(テキストに関連する文学館や図書館のコーナーを訪れて書く)は可能でしょう。その場合は、テキストを読み、文学館を訪れたことがわかるように作成してください。2つに分けて提出する必要はありません。
最後に念のため。友だちなどのレポートを写して提出した場合には、写した者、写させた者の双方を0点とします。
【追記】
今回のレポートの提出期限は終了しました。今回提出できなかった人は、今後がんばってください。
今回は51点のレポートを受理しました。事前の連絡なしに翌日提出されたものは、提出と認めていません。
また、今回の提出物の中にはレポートと認められないものもあるので、すべてに点数がつくとは限りません。