「大阪と文学」第4回目の講義(5月12日3時限目)でお知らせしたとおり、これまで3回参加希望を確認してきた沖縄見学研修は、参加希望者が10人に満たないため、本年度の「大阪と文学」の講義の一環として開催することは取りやめました。
ただし、「沖縄見学研修」そのものは、他の講義との合同開催など、別のかたちで、9月下旬にぜひ開催したいと考えています。
日程は3泊4日。
参加費用は30000円(沖縄本島の場合。航空機往復チケット・宿泊代・レンタカー代を含む。食事・みやげ代などは別)
参加条件は、3日目の晩に予定している研究発表会での発表(出発前までにプリントを用意すること)、5〜7月に予定している説明会に最低1回は出席することの2点とします。
今回の「沖縄見学研修」への参加希望者が少なかった理由のひとつとして、沖縄本島には、すでに行っていたり、この夏に行く予定であるというものが少なくありませんでした。
そこで、本年度の見学研修を沖縄本島以外(石垣島を考えています)にすることも検討しています。
参加費用は50000円程度になりますが、約45000の人口が、この2年間で約5000人増加するという未曾有の人口爆発を見せている「いま、日本でもっとも活気のあるエリア」(もちろん、その副作用としての社会問題も多く発生しています)を、経済や貿易や交通、あるいは「日本」や「世界」を考える大きなきっかけとして、「自分の目と足」で体験してほしいと強く思っていますので。
ただし、石垣島は「瑠璃の島」(舞台になっている鳩間島へは、観光客は石垣島経由でしか行けない)の影響で混雑が予想されますので、決めるなら早めに決めたいと思います。
沖縄本島になるにせよ、石垣島になるにせよ、「観光旅行」や「癒しの旅」にするつもりはまったくありません。
「この旅」でなければ行けない場所に行き、出会えないであろう人に会い、見ることのできないものを見て、パワーアップして帰って来ることを目標に、行って来たいと思います。
もちろん、その結果として、他では味わえない性質の「観光」や「癒し」が待っている可能性も大いにあると思っています。
遅くとも出発2ヶ月前(7月中旬)までには予約をとりますので、意見や質問のある人は、聞かせてください。
ちなみに、明日(5月15日)は、1972年5月15日に沖縄が「本土復帰」して(ぼくは「本土」という中央集権的な言葉は好きではないのですが)33回目の「復帰記念日」です。
とくに「ニュースを読む」「日本文化事情」「大阪と文学」の履修者は、当日の沖縄各地の様子に注意しておいてもらえればと思います。