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2010/8/20

トーキョーの謎は今日も深まる  

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 外国人がよくぞここまで観察したものだ。いや、外国人だからできたことだろうか。一般に個性がないと言われる東京人が、実はかなり変なクセを持った集団であることを、おもしろおかしく暴露している。




 一番気に入ったのは、48ページ「東京人の横目レーダー(A little to the side)」。私も無自覚だったが、著者の言う「東京的横目遣い」を人混みに入ったときには、やっている。


東京は横目で見る街だ。次々に通りすぎる人や物のイメージを目の隅でしっかり捉え、流れ去るにまかせる。(中略)毎日数百万人が数百万人とすれちがう東京で正面衝突する人はほとんどいない。それもこれも「東京的横目遣い」のおかげだろう。


 小田急線の車内でこの本を読んでいたときのこと、前にいた若い女性二人組の話し声が聞こえた。
「私、御茶ノ水に知り合いがいるから、御茶ノ水には行ったことがあって・・・」
ほぼ標準語だが「おちゃのみず」が東京でよく聞かれる抑揚とは違い、「の」を頂点に山を上って下るようなイントネーションだったため、つい私は「横目遣い」で彼女らを見た。

 コットンの白地に大輪の赤いバラと、隙間にピンクの小花を散らしたプリントのコンビネゾンで生足は太ももから丸出し、東京では絶えて久しいキャラメルみたいな色に染めたロングヘア。シルバーとゴールドを重ねづけしたアクセサリー。「これでもか」なコンセプトは実に目立つ。

 今読んだばかりの「横目遣い」で、そのまま周囲をもチラ見すると、多くの乗客があまりにも目立つ彼女たちに横目遣いを行っていた。改めて観察してみれば、フラッシュライトのように瞬間的に送られるその視線は、音が聞こえそうなほど鋭いものだった。

 そしてまた今日、そんないらぬ下知識を入れて新宿を歩くと、私に横目遣いを送った人と目が合ってしまい、何度も気まずい思いをした。じっくり読むと上述のごとく良からぬ変化が起こりうる読み物なので、横目遣いでさらっと読むことをお勧めする。(←疲れるって!)


トーキョーの謎な今日も深まる
マイケル・プロンコ著 矢羽野薫訳
メディアファクトリー刊


もうひとつ、

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私も、いやだなあ〜、と思っていたことだが、著者はかなりの文字数を割いて批判している。東京でのキャリーバッグ使い。73ページ「ラッシュアワーの反逆者(Rush Hour Traitors)」。

いつもは題名に凝った訳をつけている訳者が、ここは直訳しているところをみると同じ思い?

どうしてもキャリーバッグを持ちたいなら、すべてタクシーで移動して。(ー.ー;)

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