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2010/6/22

清澄庭園  ちょっとお出かけ

 清澄庭園は、100年以上放置された元大名屋敷を岩崎彌太郎が買い取り、社員の慰安や貴賓を招待する場所として造られた「明治の代表的回遊式林泉庭園」です。

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 明治の、ってどういうの?比較として思い浮かべたのが江戸の、水戸家の屋敷跡小石川後楽園。あそこと比べると、この庭はかなりシンプルです。

 造園の凝り様の違いは、施主が何百年も続いた大名家と、土佐の貧しい生まれながら西南戦争の軍需で巨万の富を築いた一代目との違いではないか、と考えました。

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 腕が立つと評判の庭師を集めたことと思いますが、誇り高き職人たちは、たかだか43歳の成り上がり者にどんな態度を取ったことでしょう。貧しさゆえにがむしゃらに働いてきた彌太郎に、小石川後楽園のような「中国の故事にならった山水」や「諏訪の滝」「京都の川原」とイメージする遊び心は、なかったのではないでしょうか。

 園内には巨岩が、それも特別美しいわけでも、形が珍しいわけでもない巨岩が、自社の輸送で日本中から集められ、植栽との関連性もなくただ置かれています。これが精一杯のところだったのかと想像しつつ、虚勢と共に生き抜いた一人の男性の心のうちを考えていました。
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 のちに、このバランスを欠くほど広い池のおかげで、関東大震災や東京大空襲の際には多くの命が救われたそうですから、やはり英雄の星が付いていた人なのかもしれません。そんな一代目の、口に出せぬ苦労を見ていたからこそ二代目以降が立派に事業を継承し発展させ、今日の繁栄に至ったことでしょう。


清澄庭園
江東区清澄二丁目・三丁目

ご近所の人は年間パスポート(\600)で入り、
自宅の庭のようにそれぞれの時を過ごしています。
東京っぽいです。



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