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たすけよう、 十億人が飢えている
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日教組の陰謀 |
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今日は、とても不愉快なものをお見せします。 このうえなく暗い状況が描かれた一枚の絵です。
少年はどうして、こんな悲劇に見舞われたのでしょう? むかし、あるところに一人の愛国中毒の少年がいました。 少年は名前を、返水ウヨ太(かえりみず・うよた)といいました。 ウヨ太くんのお父さんは以前、「大東亜」という欠陥品のお酒を飲んで悪酔いしたあげく、日本刀を振り回して近所の家々に押し入り、多くの人に大変な迷惑をかけた前科があります。 そんな身内をもつ後ろめたさからでしょう。ウヨ太くんはいつも自分の家のことで景気のよい嘘ばかりいいふらすので、クラスのみんなから引かれ、そして笑いものにされていました。
あるとき、ウヨ太くんのクラスでは、「日本を良くするには?」という題の作文を書くことになりました。 日頃からネット右翼に陶酔しているウヨ太くん。 このときとばかり、愛国的情熱にあふれる言葉を書きつづったのです。 「アカみなごろし、在日おいだし、核もちましょう!」 ウヨ太くんは作文の出来について、自信満々でした。 「この内容の論文なら、一等賞まちがいないや。うへへへ」 ところが。 祖国への燃ゆる愛がほとばしる作文だったのに、というかそれゆえに常識人の先生から睨まれたらしく、なんと零点という最悪な評価を受けてしまいました。 付け加えれば、ウヨ太くんの答案は、内容が過激なのもさることながら、日本人でも読めないほどヘタメタな字なうえに文章は支離滅裂、誤字脱字だらけという代物だったのです。 先生が零点の評価を下したのは当然のことでした。 でも、ウヨ太くんには納得できない仕打ちで、なんとしても道理がわかりません。 最優秀賞に選ばれると思ったのに、最低の点数を付けられてしまうとは。 他の教科はダメでも、愛国心だけは誰にも負けない、百点満点だと気張っていたのに。 最後の拠りどころを無惨に打ち砕かれたウヨ太くんは、逆上し、ほとんど錯乱しながら「宿敵」である日教組を罵りはじめました。 「ぼくが満点とれないのは日教組のせいだ〜! 反日左翼の日教組は学校に愛国少年がいては邪魔だから潰そうとしている!」
みんな、おもしろがって、ウヨ太くんを声援します。 「いいぞ〜!! はやく病院はいれ〜!!」 声援を真に受けたウヨ太くん。 「ありがとう、みんな! これからも、みずからの身はかえりみず、国のため、反日左翼と戦い続けます」と鼻息も荒く、抱負を語りました。 その言葉はそのまま、彼の人生となったのです。 詰め込み教育による弊害がうみだした犠牲者、ゆとりなき人格のまま世と向き合った一少年の悲劇にほかなりません。 ![]() お口直し |
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