2012/2/7
国産畳の現状 PR活動
昨日、神奈川県畳技能講習会に参加して参りましたがそれをUPする前に、そこで仲間と共に今の畳の現状や脅威に感じている思いを話し合いました。
それを消費者の皆様や畳店の皆様(業界)にも伝えたいと思います。
今、国産畳は危機に瀕しております。
昨年の震災の影響から国産畳表は今まで経験した事の無い価格の高騰、品不足が続いております。
しかし、国産畳表の価格はこういった値段が本来の価格で無いといけないという意見もあります。
(中国産が安いため、必然的に国産畳表も安値になり、それにより作付けを止めてしまう農家さんが多くなってしまった為)
国産畳表の95%以上を生産しているのが熊本県(八代、宇城地区)です。
平成元年には5,000軒以上あったイグサ農家さんも今年は600軒を下回り、9割以上の農家さんが辞めております。
全国で8,000軒以上あった農家さんも今では700軒を下回っています。
昔畳表は広島・岡山が有名でしたが、今ではイグサ(畳表)の作付けは殆んど無く、国産畳表の最高級品を作っている広島(備後表)の農家さんは今年2軒だそうです。
最近流行りの琉球畳(カヤツリ草、七島表)に至っては99%が中国産です。
昨年実演を頼まれたジャパンホームショーでお会いした琉球表(大分県)の生産者の方に話を伺うと今では5軒の生産農家さんのみだそうです。
福岡の生産農家さんも約30軒だそうです。
昔、当たり前に有った物が凄いスピードで無くなっています。
ワラ畳に関してもそうです。
国産畳表の減少の要因として生活様式の変化(和室が少なくなり畳の需要が減った)中国産畳表(安価)の台頭、生産者の高齢化・後継者不足による廃業(1年間を掛け生産する畳表ですが自然の農産物で天候などに左右され、大変な労力にも収入が伴わない為、作付けを止めたり、跡を継がない)が挙げられます。
生産をするには生活できるだけの収入が伴わないともちろん誰もやらないと思います。
少しでも安く値段だけで競争しては畳業界にも先がありません。
本来、日本にしかない畳ですが、なぜ中国産の畳表があるのか?
最初は商社が日本のイグサの苗を送り、栽培させ畳表を織り、こちらに輸入し利益を得る為に始めた事なのです。
全国で出回る畳表の年間出荷枚数が約1,200万畳といわれ、そのうち約300万畳が国産畳表です。
今では全国で出回っている7割以上が中国産なのです。
中国産の畳表、全てが悪いとは言いません。
ただ、畳屋なら国産畳を推奨して頂きたいのです。
今は価格競争だけに走り、安いチラシを作り、目先の利益だけを追求している素人業者や中には国産畳表を軽視する畳店もいる事は否めません。
それが続く以上、この先10年、国産畳表を扱える畳屋も限られてくるかもしれません。
もしそうなった場合、畳がどの家庭でも気軽に出来る物でなく、高値の文化財などになってしまったら、この業界は本当に終わりです。
中堅の畳職人である我々には非常に脅威で恐いものです。
どんなにイグサ農家さんや副資材料屋さん、ワラ畳などを作る製畳屋さんが頑張って良いものを作っても最終的に一般消費者に接する畳店がお客様に伝えない限り、支えて頂いている業界の方の努力が報われません。
ですので我々【畳屋】が国産畳表やワラ畳などをなるべく使い、金額に見合った品物、仕事をきちんとし、お客様にも品物の違いを説明し、国産の畳に拘る。
それが【畳屋】の責任、務めだと思います。
そして畳屋も消費者の皆様に喜ばれるよう品物に見合った価格設定をしなければなりません。
今はお客様(消費者)の方も安全安心な国産畳を求める事が普通です。
当店でお世話になる方で中国産を指定するお客様は居りません。
また、説明すれば大抵のお客様が中級以上の品物を選んで頂けます。
素人業者のように国産を使ったから高値を取るでは、信用も無くしますし、益々この業界が悪い方向に進んでしまいます。
畳は日本の文化です。
いつまでも皆が使用できる畳であるよう、畳業界がお客様に国産畳の良さを伝えていく事がこの業界に携わる全ての関係者の未来にも繫がるがるものと思います。
消費者の皆様も《国産の畳で》との御注文を引き続き宜しくお願い申し上げます。
当店も出来る限り、お客様に喜んで頂ける品物、価格、仕事に努力していきたいと思っております。
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それを消費者の皆様や畳店の皆様(業界)にも伝えたいと思います。
今、国産畳は危機に瀕しております。
昨年の震災の影響から国産畳表は今まで経験した事の無い価格の高騰、品不足が続いております。
しかし、国産畳表の価格はこういった値段が本来の価格で無いといけないという意見もあります。
(中国産が安いため、必然的に国産畳表も安値になり、それにより作付けを止めてしまう農家さんが多くなってしまった為)
国産畳表の95%以上を生産しているのが熊本県(八代、宇城地区)です。
平成元年には5,000軒以上あったイグサ農家さんも今年は600軒を下回り、9割以上の農家さんが辞めております。
全国で8,000軒以上あった農家さんも今では700軒を下回っています。
昔畳表は広島・岡山が有名でしたが、今ではイグサ(畳表)の作付けは殆んど無く、国産畳表の最高級品を作っている広島(備後表)の農家さんは今年2軒だそうです。
最近流行りの琉球畳(カヤツリ草、七島表)に至っては99%が中国産です。
昨年実演を頼まれたジャパンホームショーでお会いした琉球表(大分県)の生産者の方に話を伺うと今では5軒の生産農家さんのみだそうです。
福岡の生産農家さんも約30軒だそうです。
昔、当たり前に有った物が凄いスピードで無くなっています。
ワラ畳に関してもそうです。
国産畳表の減少の要因として生活様式の変化(和室が少なくなり畳の需要が減った)中国産畳表(安価)の台頭、生産者の高齢化・後継者不足による廃業(1年間を掛け生産する畳表ですが自然の農産物で天候などに左右され、大変な労力にも収入が伴わない為、作付けを止めたり、跡を継がない)が挙げられます。
生産をするには生活できるだけの収入が伴わないともちろん誰もやらないと思います。
少しでも安く値段だけで競争しては畳業界にも先がありません。
本来、日本にしかない畳ですが、なぜ中国産の畳表があるのか?
最初は商社が日本のイグサの苗を送り、栽培させ畳表を織り、こちらに輸入し利益を得る為に始めた事なのです。
全国で出回る畳表の年間出荷枚数が約1,200万畳といわれ、そのうち約300万畳が国産畳表です。
今では全国で出回っている7割以上が中国産なのです。
中国産の畳表、全てが悪いとは言いません。
ただ、畳屋なら国産畳を推奨して頂きたいのです。
今は価格競争だけに走り、安いチラシを作り、目先の利益だけを追求している素人業者や中には国産畳表を軽視する畳店もいる事は否めません。
それが続く以上、この先10年、国産畳表を扱える畳屋も限られてくるかもしれません。
もしそうなった場合、畳がどの家庭でも気軽に出来る物でなく、高値の文化財などになってしまったら、この業界は本当に終わりです。
中堅の畳職人である我々には非常に脅威で恐いものです。
どんなにイグサ農家さんや副資材料屋さん、ワラ畳などを作る製畳屋さんが頑張って良いものを作っても最終的に一般消費者に接する畳店がお客様に伝えない限り、支えて頂いている業界の方の努力が報われません。
ですので我々【畳屋】が国産畳表やワラ畳などをなるべく使い、金額に見合った品物、仕事をきちんとし、お客様にも品物の違いを説明し、国産の畳に拘る。
それが【畳屋】の責任、務めだと思います。
そして畳屋も消費者の皆様に喜ばれるよう品物に見合った価格設定をしなければなりません。
今はお客様(消費者)の方も安全安心な国産畳を求める事が普通です。
当店でお世話になる方で中国産を指定するお客様は居りません。
また、説明すれば大抵のお客様が中級以上の品物を選んで頂けます。
素人業者のように国産を使ったから高値を取るでは、信用も無くしますし、益々この業界が悪い方向に進んでしまいます。
畳は日本の文化です。
いつまでも皆が使用できる畳であるよう、畳業界がお客様に国産畳の良さを伝えていく事がこの業界に携わる全ての関係者の未来にも繫がるがるものと思います。
消費者の皆様も《国産の畳で》との御注文を引き続き宜しくお願い申し上げます。
当店も出来る限り、お客様に喜んで頂ける品物、価格、仕事に努力していきたいと思っております。
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2012/2/12 17:31
投稿者:畳刺 父ちゃん
2012/2/11 23:28
投稿者:TTMクラブ 浜田賢司
TTMクラブって聞いたことありませんか?私たちも現状の畳表に危機を感じて先月八代で研修会を実施しました。私たちの問題点は、貴方様が言っている状況なのに熊本の表(ひのみどり)の品質に信頼がなく、熊本県に「もっとしっかりしろ!」と言いたいことで八代の生産者と交流会を行いました。現地の人たちもこの問題も大きく捉えているのですが、結局、私達、畳屋がしっかりチェックして悪質な畳表の排除をし、国産表の信頼回復から、中国産への追従を許さない製品作りが不可欠と感じています。
2012/2/9 23:17
投稿者:畳刺 父ちゃん
aoyagitatamiten様
今の状況が良くなる事は考えられませんよね。
10年後のこの業界はどうなるのか、想像がつくので恐いです。
畳業界皆が同じ方向を向かなければなりませんよね。
今の状況が良くなる事は考えられませんよね。
10年後のこの業界はどうなるのか、想像がつくので恐いです。
畳業界皆が同じ方向を向かなければなりませんよね。
2012/2/9 23:10
投稿者:畳刺 父ちゃん
hei-soda様
本当に危機的状況なんです。
この先10年、日本のイグサ農家さんは数十件なんて事になりかねません。
少しでも和室、もしくは畳スペースなどをご提案して頂ければ幸いです。
本当に危機的状況なんです。
この先10年、日本のイグサ農家さんは数十件なんて事になりかねません。
少しでも和室、もしくは畳スペースなどをご提案して頂ければ幸いです。
2012/2/9 17:14
投稿者:aoyagitatamiten
正直、心がホントに痛くなる数字ですよね。
毎年減って行く数字に無力感を抱き折れそうになります。
でも可能性は0では無い。そして無力では無い!
微力なんだ!っと言い利かして頑張ります。
http://aoyagitatamiten.blog.so-net.ne.jp/
毎年減って行く数字に無力感を抱き折れそうになります。
でも可能性は0では無い。そして無力では無い!
微力なんだ!っと言い利かして頑張ります。
http://aoyagitatamiten.blog.so-net.ne.jp/
2012/2/9 11:11
投稿者:hei-soda
勉強になりました、こんなにイグサ農家が少なくなってたのですねえ
少しでも畳使用を進めることが必要ですね
少しでも畳使用を進めることが必要ですね
2012/2/8 18:42
投稿者:畳刺 父ちゃん
sugitatami様
有難うございます。
本当に自分の周りの方は同じ方向を向いて頑張っている方ばかりですので、有り難く頼もしいです。
仕事に関しても品物に関しても根本の非常に大事な事だと思っております。
有難うございます。
本当に自分の周りの方は同じ方向を向いて頑張っている方ばかりですので、有り難く頼もしいです。
仕事に関しても品物に関しても根本の非常に大事な事だと思っております。
2012/2/8 18:39
投稿者:畳刺 父ちゃん
畳職人でございます。様
非常に重い記事ですが、少しでも伝わって欲しい大事な話しです。
一般のお客様にも同業者の方にも。
良く思われない方もいるかもしれませんし、もう遅いことなのかもしれませんが、この道を歩く我々には根本の問題だと思っております。
非常に重い記事ですが、少しでも伝わって欲しい大事な話しです。
一般のお客様にも同業者の方にも。
良く思われない方もいるかもしれませんし、もう遅いことなのかもしれませんが、この道を歩く我々には根本の問題だと思っております。
2012/2/8 7:19
投稿者:sugitatami
2012/2/8 1:25
投稿者:畳職人でございます。


初めまして、コメント頂き光栄でございます。
浜田様及びTTMの事は前々から存じておりますし、いつもこっそりHPなどやBBSも拝見しております。
また柳井さんとはグランプリ(島根県大会)からの付き合いで先週も神奈川の技能講習会で一緒でした。
今回の熊本研修の事は話しにもお聞きしておりますし、記事等でも拝見しております。
私も《ひのみどり》の耐久性には難を感じており、中級品位上の品は、きよなみ、いそなみ、せとなみなどの在来種か夕凪を指定して入れてもらっております。
(在来種で使えるのは殆んど きよなみですが、稀にせとなみが出る場合があります)
但し、在来種は中々揃わず、夕凪の割合が多いです。
夕凪も出た当初はイ割れが多く中の綿が目立つ物が多かったですが最近は質的にも安定してきて、このまま行けば、せとなみにも劣らない品種だと感じております。
私自身は油分も実入りも草質的にも《きよなみ》が好きです。
先週柳井さんとも話したのですが、《ひのみどり》だけではなく《きよなみ》や《夕凪》にも補償制度を行なって欲しいし、ひの系の表を伸ばすより、耐久性もある在来種等に力を入れて欲しいと思っています。
但し、イグサ農家さんが激減している昨今、正直選りすぐってはいられない状況がありますよね。
高齢で辞めていく農家さんは止められませんが中堅農家さんが作付けを変更してしまってはどうしょうもありません。
次の世代に引き継がれていく、国産イグサであって欲しいです。
そのためには最終的に一般消費者に接する我々畳屋が1番しっかりしなければならないと思っております。
柳井さん始め、私の周りには同じ志を持っている方が沢山居りますが、やはり現状は厳しい物です。
最近は価格の高騰で問屋さんが中国四川のメイシャン表を薦めるなんて悲しい事も聞きます。
浜田様の御活躍はいつも拝見しており、誰にでもオープンな所など本当に尊敬しております。
私は皆様方と御一緒できるレベルではありませんが、機会があれば是非御教授願いたいと思います。
これからも宜しくお願い申し上げます。