2009/11/6

70年代シティー・ポップの傑作  音楽

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*Phil Keaggy Band / Emerging
73年にソロ・デヴュー・アルバムをリリースして以来、数多くのソロアルバムをリリースしてきているメロウソフトな味わいが魅力のクリスチャン(CCM)系シンガー&ソングライター。

ソフトポップな楽曲と、その「Paul McCartney」にも似た甘いヴォーカルが魅力的ですが、彼はギタリストとしても人並み外れたテクニックを持っています。
ですから、70年代はヴォーカル・アルバムが多いですが、後年はギター・フュージョン系のアルバムも数多くリリースしています。
その彼が77年にリリースした本作は珍しくもバンド形式。

そのやや甘めながらもお洒落で洗練されたソフト・ポップ・サウンドはその後にやってくるAORサウンドの先駆者的な雰囲気も感じさせてくれます。
アレンジや曲風などはやはり「Paul McCartney」を感じさせてくれるかも。
声が似てるんですよね。

Setlist
1.Theme
2.Where Is My Maker?
3.Another Try
4.Ryan's Song
5Struck By The Love
6.Turned On The Light
7.Sorry
8.Take A Look Around
9Gentle Eyes

Musicians
Dan Cunningham:Bass
Lynn Nichols:Vocals,Electric Guitar,Acoustic Guitar,Classical Guitar.
Phil Keaggy:Vocals,Lead Electric And Acoustic Guitar
Phil Madeira:Vocals,Piano,Hammond Organ,Fender Rhodes,Micro & Polymoog Synths
Terry Andersen:Drums

Karl Fruh:Cello On "Another Try"
Ray Papai:Sax On "Sorry
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2009/11/1

Angels And Demons  映画

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話題の映画「天使と悪魔」を見ました。
これって英語での原題と日本語での邦題がまるっきりそのままやね。
大体、原題と邦題って違ってて邦題の方がたまにとんでもないタイトルを付けられていて首を傾げたり、笑っちゃったりが殆どですが、今回は珍しくそのままやんけ!
と、まぁ、関係ないお話で失礼しました。m(_ _)m

元々が、私は本を読まない人なので、オリジナルは全く知りません。
前回の「ダ・ヴィンチ・コード」もそうでしたが、読んでいない分、比べるものがないので純粋に映画そのものを楽しめます。

そう、この映画は前作の「ダ・ヴィンチ・コード」に続いての「Tom Hanks」演じる宗教象徴学者「Robert Langdon」教授が主役のサスペンス・ミステリー映画の第2弾作品。

と言っても内容的には続編とかって言うのではなくて、全くの別のストーリーなのですが、「Tom Hanks」の役柄が役柄だけに題材は前回と同じくキリスト教に関するものです。

内容についてはこれから観ようと思っている人がいるかも知れませんので控えさせて頂きますが、とにかく字幕で見たのですが、その宗教的専門用語や科学的専門用語が多くて、またその専門用語が日本語で読むと普段使わないような言葉や長くて堅苦しい漢字が多く出てくるので、それを正確に読むので精一杯。

何せその専門用語を一字一句間違いなく正確に読まないと、きっと途中でお話の意味が分からなくなるだろうと思ったものでね。
これ、字幕無しで英語を聞くだけで映画を見ていたら全くわけ分からなかったでしょうね。
だから殆ど画面全体を眺める事は出来ませんでした。(笑

これは吹き替え版でもう一度見ないと画面の動きをちゃんと把握出来ませんね。

長い歴史の中で宗教が拒み続けてきた科学。
その宗教と科学の対立、対決、そして融合。

前作、「ダ・ヴィンチ・コード」の時もそうでしたが、私的にはなかなかに面白く楽しめた作品でした。

今回もそうですが、「Tom Hanks」はいつもええ味出してますね。

そして映画の初めの部分でまた1つ、興味深い事が新しく分かりました。
キリストの誕生日である12月25日って、本当にキリストが生まれた日ではなくて、やっぱり後で作られたものだったんですね。

でも1つ疑問。
前作もそうですが、この手の映画ってキリスト教信者の人達にはどんな感覚で捉えられているのでしょうか?
大ブーイング?(反感)
大喝采?(同感)
無視?(フィクション)

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2009/10/31

Be Gentle With My Heart  音楽

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*Roger Nichols And A Circle Of Friends / Be Gentle With My Heart
60年代後半から70年代初期頃にかけてPaul Willimasとのコンビでカーペンターズの「愛のプレリュード」や「雨の日と月曜日は」、「愛は面影の中に」、やスリー・ドッグ・ナイトの「アウト・イン・ザ・カントリー」等々数多くのヒット曲を世に送り出したソングライター、「Roger Nichols」が95年に発表した28年振りとなる2作目。

でもこのアルバムももう既に10年以上昔なんですね。

その全編シットリとした雰囲気に包まれた爽やかなサウンドはまさに日曜日の朝のモーニング・コーヒー・タイム。

昔々に流れていたネスカフェのコマーシャルの雰囲気そのままに包まれた本アルバムは、仕事疲れの寝起きの朝にはぴったりな名作。

このアルバムがリリースされた当時は、67年にリリースされた彼の1作目をイメージしていたファンからは評価が低かったのが残念です。

あの67年の1作目は当時の録音技術がまだまだレベル的に低かったために生まれたサウンドであって、彼自身が意識して創り上げたものではないと私は思っております。当時の技術が創り上げた偶然の産物とまでは言い切りませんが、それに近いものがあるのではないかと思います。

ですから録音技術が向上して、よりクリアに音を再生できるようになったからには本作のようなポップスの塊の様なアルバムになるのは当然だと思います。なるべくしてなる、出来るべくして出来たアルバムだと思います。

それを、何を勘違いしてか、一部のファンは「ポップすぎる」とか、「甘すぎる」とか、わけの分からんことを申しておりますが、この「Rger Nichols」氏は元々がポップスの人ですから、やはり最終的には、これを目指していたと、私は思います。

良いことじゃないですか、ポップスの人は何処までもポップスになれば。これだけ素晴らしいメロディーを創り上げる人なんですから、良いものは良いでしっかり認めましょう(^_^)v

因みに本作のヴォーカルは彼自身はあまり歌っておらず(元々がシンガーではありませんからね)、「Sheila」と「Elinore」の「O'Connell」姉妹が殆どのヴォーカルを取っています。その彼女達のヴォーカルがまさに、あのネスカフェのCMの雰囲気を醸し出しています。何とも言えない魅力的なヴォーカルです。
尚、盟友「Paul Williams」もゲスト・ヴォーカルで参加しています。

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Setlist
1.We've Only Just Begun
2.One More Try
3.The Drifter
4.I Won't Last A Day Without You
5.The Image Of Love Is In Your Eyes
6.Now
7.Kailua Bay
8.Claire's Theme "Love"
9.Times Of Your Life
10.Rainey Days A Mondays
11.First Night Of Forever
12.You Took Me By Surprise
13.Trust
14.Be Gentle With My Heart
15.Christmas Is My Favorite Time Of Year

Musicians
Randy Kerber:Keyboards
Mark Stevens:Drums
Kenny Wild:Bass
Roger Nichols:Keyboards,Lead Vocals
Clay Smith:Guitar
Sheila O'Connell-Roussell:Lead Vocals
Elinore O'connell:Lead Vocals
Paul Williams:Lead Vocals
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2009/10/30

Midnight Rider  音楽

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♪Well, I've Got To Run To Keep From Hiding,♪
♪And I'm Bound To Keep On Riding.♪
♪And I've Got One More Silver Dollar,♪
♪But I'm Not Gonna Let Them Catch Me, No,♪
♪Not Gonna Let 'em Catch The Midnight Rider.♪

♪And I Don't Own The Clothes I'm Wearing,♪
♪And The Road Goes On Forever,♪
♪And I've Got One More Silver Dollar,♪
♪But I'm Not Gonna Let Them Catch Me, No♪
♪Not Gonna Let 'em Catch The Midnight Rider.♪

♪And I've Gone By The Point Of Caring,♪
♪Some Old Bed I'll Soon Be Sharing,♪
♪And I've Got One More Silver Dollar,♪

♪But I'm Not Gonna Let 'em Catch Me, No♪
♪Not Gonna Let Them Catch The Midnight Rider.♪

*Michael Allman / Hard Labor Creek
その方面に詳しい方はもう既にご存知でしょう。
その方面にあまり詳しくはないが、その方面は大好きという方は彼の名前からピンとくるでしょう。

「Allman」と言えば「Allman」(笑

その歌声や風貌からしても明らか。

そうです、彼は「Gregg Allman」の数多き息子達の中でも一番末の息子。(多分
まぁでもその彼の下にまだ妹がいてその名前が「Layla」って言うんですから(笑

その「Michael Allman」が2009年にリリースしたソロ・アルバム。
一応ライヴ活動は「Michael Allman Band」として活動しているようですが、アルバムはソロ名義となっています。

1曲目の冒頭、いきなりスライド・ギターが飛び出し、雰囲気は「Allman Brothers Band」?
でも、2曲目からはゆったりとしたレイドバック風味なサウンド。
ここら辺は父親の名作「Laid Back」に大きな影響を受けたのでしょうか?

その声と言い、そのサウンドと言い、まさにかの名作「Laid Back」を彷彿とさせると言えばちょっと大袈裟かも知れませんが、その匂いはプンプン匂ってきます。

取りあえずは彼のそのヴォーカル。
いくらか息子の方が暗く重く野太く荒削りな感じはしますが、笑っちゃうくらいにそっくりです。
それはやっぱり声が似ているだけではなく、かなり父親に影響を受けているんでしょうね。
そのヴォーカルスタイルや曲のアレンジなどがかなりそのままという感じがします。

中に数曲「Allman Brothers Band」風な曲もやっていますが、そのサウンドはやはりバンド・スタイルではなく、ヴォーカルに比重を置いたものに仕上げられています。

細かい事を一々取り上げてゴチャゴチャ言い出したらキリがないですが、パッと聴いてその全体から感じ取れる雰囲気がやはり父親譲りのサザン・レイド・バック・サウンドを感じさせてくれます。

彼自身はあまり曲は書いていないようで、その殆どが他人の曲で占められています。
中でも6曲目の「Laid Back」はその物ズバリのかの「Gregg Allman」の名作「Laid Back」に深い影響を受けたソングライター「Sonny Tackett」の作品です。

本家本元の父「Gregg Allman」の「Laid Back」と聞き比べてみると、レベル的には荒削りでまだまだ父親を上回るものではありませんが、それなりに良く頑張ったアルバムですね。

またこうやって親子のアルバムを聞き比べたら今更乍らに「Laid Back」のきめ細やかな作りを再認識させられます。

彼のホームページでちょこっと試聴も出来ます↓

http://www.michaelallmanband.com

Setlist
1.What's The World Coming To
2.If Dreams Were Money
3.Mary Ann
4.MNW Intro
5.Mule Named Whiskey
6.Laid Back
7.Circus Full Of Clowns
8.Nobody To Blame
9.Running Alone Again
10.It Ain't Me

Musicians
Michael Allman:Vocals
Tony Tyler:Slide Guitar,Clavinet,Piano,Background Vocals
Ben Farmer:Rhythm Guitar
Michael Hurwitz:Bass
Andy Hill:Drums
Yonrico Scott:Percussion
Jesse Vidal:Rhythm Guitar,Lead Guitar
Marty Howard:Bass
Mike Cooley:Keyboards
Michael Jo Scarberry:Drums
James Whited:Saxophone
Jeff Jones:Acoustic Guitar
Ron Day:Acoustic Guitar
Drew "Down Home" McMillan:Harmonica
Diane Durrett:Background Vocals
Ike Stubblefield:Piano,B-3 Organ
Jim Whited:Steel Guitar
Jason McCoy:Drums
Dixie Lynn Blackburn:Background Vocals
Kristi Howard:Background Vocals
Laura "Creekette":Background Vocals
Ryan Whitehouse:Saxophone
Zaib Khan:Background Vocals
Peggy Stills:Background Vocals

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2009/10/23

ウッドストック・ラジオ  音楽

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*Various Artists / Bring It On Home Vol.1
60年代からのキャリアを持つ、ウッドストックのアコースティック兄弟デュオ「Happy And Artie Traum」の二人がホストを務めるニューヨークのラジオ番組「Bring It On Home」。

その番組放送で豪華多彩なゲストが数多く出演してたみたいですね。彼らの人徳&交流からホントに素晴らしい人達がゲスト出演して、スタジオで数曲歌っていってくれたみたいです。

88年から92年の間にニューヨークのラジオ放送局WAMCでレコーディングされた、その素晴らしい歌や演奏の数々を収録したアルバムです。

なんて言いましょうか、コンプリートな演奏を求めずそのときの状況に応じてコーラスが入ったり、笑いが入ったり、途中でおしゃべりが入ったり、ホントに和気藹々とした雰囲気が伝わってくるって言うか、楽しく幸せ気分に浸りながらノンビリとレイドバックした彼らの歌や演奏が溜まりません(^_^)v

出演者はホント豪華です。勿論、全てこのアルバムでしか聞けないラジオ・ライヴです。

その豪華な出演者は:
まず1曲目から「Rick Danko」。
なんて凄いんでしょう(w
バック陣は「Amy Frandon」と「Leslie Ritter」の美人二人に「Happy Traum」、「Garth Hudson」、「Cindy Cashdollar」、「Larry Packer」、「Mark Rust」他等々。

「Blue Tail Fly」と「Mysterry Train」の2曲歌ってくれてます。

続いては「Livingston Taylor」、「Bill Keith」、「Diane Zeigler」、「David Wilcox」、「Al Mamlet」と続いて「Happy And Artie Traum」が登場します。

「Rory Block」、「John Sebastian」そしてラストは再び「Happy And Artie Traum」が再登場して、出演者全員でタイトル曲、かのSam Cookeの名曲「Bring It On Home To Me」を歌って幕が下ろされたようです。

全編アコースティックでホントに人間味溢れる優しさ漂う素敵なライヴです。

Setlist & Musicians
1. Blue Tail Fly ( Rick Danko )
2. Mystery Train ( Rick Danko )
3. Levi Blues ( Livingston Taylor )
4. I'm Writing A Book ( Livingston Taylor )
5. Shenandoah Valley Breakdown ( Bill Keith With Summit )
6. Better Light ( Diane Zeigler )
7. Eye Of The Hurricane ( David Wilcox )
8. Five Thousand Years Of Folk Music ( Al Mamlet )
9. Relax Your Mind ( Happy And Artie Traum )
10. Trials Of Jonathan ( Happy And Artie Traum )
11. Lord, I Feel Just Like Going On ( Rory Block )
12. My Train Is Waiting ( Rory Block )
13. Coffee Blues ( John Sebastian )
14. Bring It On Home-The Jam ( Happy And Artie Traum And Rick Danko )

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*Various Artists / Bring It On Home Vol.2
上記アルバムの第2集。
基本的にも内容的にも第1集と、何ら変わりませんが、出演者が大きく違っています。

まず1曲目から「Maria Muldaur」がピアノをバックに2曲歌ってくれています。

その次は「John Herald」。彼のアルバムでバッキングに参加している人達が此処でも素晴らしい演奏を聴かせてくれています。

そして再び「Rick Danko」。
そして「John Hall」も登場してくれます。(^_^)v「Still The One」もアコースティック歌ってくれています。ゲストヴォーカリストで「Jonelle Mosser」が参加しています。

そしてイーストコーストの美人デュオ「Amy Frandon & Leslie Ritter」。続いて「Mikhall Horowitz」、「Josh Colow」。

そしていよいよ
「Jorma Kaukonen」が登場してきます(^_^)v
「Walking Blues」と「Killing Time In The Crystal City」の2曲ですが、ホントに渋い歌と演奏にのめり込んでしまいます。(^_^)v

そしてラストは再び「Rick Danko」が登場。「Artie Traum」や、その他多くの出演者が参加して名曲「The Weight」を歌って幕は下ろされます。

出演者の誰もがホントに歌心ある人達で心のこもった歌と演奏には本当に癒されるものがあります。

Setlist & Musixians
1. Weeping Willow Blues ( Maria Muldaur )
2. New Orleans ( Maria Muldaur )
3. Foggy River ( John Herald )
4. Raining In My Heart ( Rick Danko )
5. You Can Dream Of Me ( John Hall )
6. Still The One ( John Hall )
7. Bread Of Heaven ( Amy Frandon And Leslie Ritter )
8. Shooting Of Dan's Guru ( Mikhail Horowitz )
9. Like A Dovertail ( Josh Colow )
10. Walking Blues ( Jorma Kaukonen )
11. Killing Time In The Crystal City ( Jorma Kaukonen )
12. Weight ( Rick Danko And Company )
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2009/10/21

Spooner Oldham  音楽

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*Spooner Oldham / Pot Luck & Spare Change
「Dan Penn」、「Donnie Fritts」と来れば、この人。
60年代からのキャリアを持つマッスル・ショールズのスタジオ・ミュージシャン。
そしてソングライターとしてもその素晴らしい才能を発揮し、数多くの名曲を数多くのシンガーに提供してきているキーボード・プレイヤー。

その彼が72年と82年にリリースした超レアなアルバム2枚がやっとCD化されました。
今回2 in 1でのCD化ですが、そのジャケットはオリジナル紙ジャケット仕様で、丁寧にもそれぞれ1作目、2作目のジャケットがオリジナル紙ジャケット仕様で両方付けられていいます。

まず72年の1作目ですが、サウンド的には「Donnie Fritts」の泥臭いスワンプと言うよりは「Dan Penn」のソウルフルな雰囲気を持ったポップス・アルバムに近いかも知れません。

個人的にはあまりスワンプ的な匂いは感じません。まぁでもそれは人それぞれですから。

歌は決してお世辞にも上手いとは言えませんが、その個性的で味のあるヴォーカルは充分に聴くに値する魅力を持っていると思います。

メロウでソフトに仕上げられたサウンドに彼の優しさと切なさが混ざり合ったヴォーカルがよく似合います。

なんと言っても「Donnie Fritts」が1作目で歌って知られる名曲「My Friend」が、もう1人の作者である、本アルバムの主人公「Spooner Oldham」自身のヴォーカルで聴けるのがやはり興味が注がれる所ですね。

バッキングミュージシャン達には少数ながら当時としては最高の人達が集められています。

さて82年にリリースされた2作目ですが、こちらはリリースされた当初、何処かの愚か者が「このアルバムは1作目のリイシュー盤」と宣われた為にそれを鵜呑みにしてしまった愚かな私は当初、まともに曲目すら確認もせずに捨て置き状態にしていました。

しかし、ある時フッと気になりだしたんですよ。
「これってホンマに再発盤?」
で、気になりだしたら自分で確認しないときが収まらない。
と言う事でジャケット裏の曲目から確認したら、確かに1作目と同じ曲目が何曲かはあるものの全く同じではありませんでした。

で、これは聴いてみる必要有りと判断して手に入れたのですが、果たしてその内容は全く違っていたもので、これは再発盤ではなくて2作目であると確認出来たわけです。

結局その勘違いした愚か者は1曲目の「1980」と7曲目の「Will The Circle Be Unbroken」とタイトルを変えたラストのインストメンタルメドレー「Short Stories I, II & III」見ただけで判断したようで何故そう判断したのか今も謎です。

だって、それ以外は全く違いますから。
但し、「1980」は前作と同じテイクのようですね。
もしかしたら、ソウルのアルバムによくある1作目に1〜2曲、曲を差し替えただけの2作目と判断したのかも?

そうして、2作目ですが、
こちらは前作と比べてインストメンタル曲が多く、残念ながら彼のあの味わい深いヴォーカルはそんなに聴く事が出来ません。
僅かに新曲としては12曲目の「Blue Gypsy」でそのヴォーカルを聴く事は出来ます。

しかし、その他のタイトル曲など期待の新曲は全てインストメンタルでソウルフルなイージーリスニング風に仕上げられています。
で、バッキングミュージシャンですが、こちらは「Spooner Oldham」独りでの演奏でしょうか?
詳しいクレジットがないのでよく分かりません。

処で1作目と2作目の両方に入っていたインストメンタルメドレー「Short Stories I, II & III」。
今此処で初めてじっくりと聞き比べてみましたが、これは2作目の方が音に厚みが感じられます。
やはりリマスタリングされているのでしょうか。


Setlist
1. The Lord Loves A Rolling Stone ( Spooner Oldham & Dan Penn )
2. 1980 ( Spooner Oldham & Karen Oldham )
3. Life's Little Package Of Puzzles ( Spooner Oldham )
4. Julie Brown's Forest ( Spooner Oldham )
5. Easy Listening ( Spooner Oldham & F. Weller )
6a When A Man Loves A Woman ( Calvin Lewis & Andrew Wright )
6b I Never Loved A Man ( R. Shannon )
6c Kentucky Grass ( Spooner Oldham & Emory Gordy, Jr. )
6d Cry Like A Baby ( Spooner Oldham & Dan Penn )
6e Respect ( Otis Redding )
6f The New World ( Arr. By Spooner Oldham & Emory Gordy, Jr. )
6g My Friend ( Spooner Oldham & Donnie Fritts )
7. Will The Circle Be Unbroken Spiritual ( Arr. by Spooner Oldham )

Musicians
Spooner Oldham:Vocals,Piano,Organ
Emory Gordy Jr.:Bass
Richard Bennett:Electric & Acoustic Guitar,Electric Sitar
Dennis St. John:Drums

ここから2作目になります↓
Setlist
8. 1980 ( Spooner Oldham & Dan Penn )
9. Spare Change (Instrumental) ( Spooner Oldham )
10. Knock Yourself Out (Instrumental) ( Spooner Oldham )
11. Julie Brown's Forest (Instrumental) ( Spooner Oldham & Dan Penn )
12. Blue Gypsy ( Spooner Oldham )
13. A Woman Left Lonely (Instrumental) ( Spooner Oldham & Dan Penn )
14. Will The Circle Be Unbroken (Instrumental) ( Arr. by Spooner Oldham )
15. Short Stories I, II & III (Instrumental medley) ( Spooner Oldham & Dan Penn )

Musicians
Spooner Oldham:Piano,Organ
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2009/10/19

Color Him In  音楽

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*Jameson / Color Him In
以前に私の日記で紹介しました、飛びっきり泥臭く粘っこいヴォーカルが魅力のスワンプ系シンガー「Bobby Jameson」が67年にリリースしていたデヴュー作。

因みにその2作目に興味がお有りの方はこちらからどうぞ↓

http://fine.ap.teacup.com/applet/songs/20090617/archive

さてさてその1作目に当たる本作はかの2作目とは全く趣の異なるサイケな匂いも漂うフォーク・ポップなサウンド。
ただ所謂典型的なサイケデリック・ミュージックではなく、60年代西海岸の煌びやかな雰囲気漂う上質なポップスと言えるかも知れません。
それもその筈、プロデューサーにはかの「Curt Boettcher」、そして「Jim Bell」、「Steve Clark」と言った面々が担当。
エンジニアには「Val Valentin」が携わっています。

バッキング・ミュージシャンのクレジットがないのが残念ですが、このアルバムは最近CD化されたようですね。
彼自身の映像はないですが、歌は此処で聴く事が出来ます↓

http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=QtueHoS_Ljk

http://www.youtube.com/watch?v=X07Unuir6gE&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=nBkovHRfOXg&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=fNgqM5rw0iU&feature=related

Setlist
1.Jamie
2.Know Yourself
3.Windows And Doors
4.Right By My Side
5.Who's Putting Who On
6.The New Age
7.Jenny
8.Do You Believe In Yesterday
9.I Love You More Than You Know
10.See Dawn
11.Candy Colored Dragon
12.Places Times And The People
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2009/10/18

Hurry Home Early  音楽

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*Various Artists / Hurry Home Early: The Songs Of Warren Zevon
こういうアルバムが出ていた事を最近知りました。当然まだ手に入れてませんが、試聴はちょこっとだけしました。
2005年にリリースされたようですが、その前年の2004年にリリースされていた同じ彼の追悼アルバム「Enjoy Every Sandwich: The Songs Of Warren Zevon」はその収録アーティストの殆どが、ロックを聴いている人なら誰でも知っている超メジャー・アーティスト達で構成されていたのに対して、こちらはちょっとマニアックな出で立ち(笑

メチャメチャ無名アーティスト、マイナー・アーティストってわけでもないんですが、その存在をあまり知られていない人達によって構成されています。

私も、「この人誰?」って聞かれて、まぁ何とかすぐに答えられるのは1曲目の「Phil Cody」と3曲目の「Last Train Home」でしょうか。
そんな中でちょっとだけ試聴したのですが、どの曲も割とオリジナルに忠実なアレンジで、マイナー・アーティストによくありがちな、原形をとどめないほどに崩し尽くしたアレンジで歌われているものはありませんでした(ホッ!

でも全くのコピーなんてものではなくて、彼ら自身の個性はよく出ていて全体的に良い感じですね。
特に彼らの事を知っているからかも知れませんが3曲目の「Last Train Home」が歌う「Desperados Under The Eaves」が渋くて素敵です。
こうやって改めて聴くと「Warren Zevon」はやっぱり良い曲を書きますね。(改めて合掌

Setlist & Musicians
1. Splendid Isolation (Phil Cody)
2. I'll Slow You Down (The Simple Things)
3. Desperados Under The Eaves (Last Train Home)
4. Carmelita (Rachel Stamp)
5. Mohammed's Radio (The Matthew Show)
6. Boom Boom Mancini (Tom Flannery)
7. Warm Rain (Simone Stevens and Jordan Zevon)
8. Reconsider Me (Alpha Cat)
9. Mutineer (Neil Luckett of tvfordogs)
10. Run Straight Down (Roughly Enforcing Nostalgia)
11. Life'll Kill Ya (Brook Pridemore)
12. Mr. Bad Example (Robbie Rist)
13. Suzie Lightning (Robb Johnson)
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2009/10/16

マッスルショールズのとっても危険なアルバム(Part 2)  音楽

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先日中途半端に紹介してそのままになってましたね。
続きを仕上げておきます。
*Eddie Hinton / Very Extremely Dangerous
マッスルショールズの専属スタジオミュージシャンであり、またソングライターでもある故「Eddie Hinton」氏が78年にその長きに渡る沈黙を破ってリリースしたソロ・デヴュー作。

その長きに渡る沈黙というのは個人的な彼に対する気持ちで、決して彼がそれまで何もしていなかったと言う事ではありません。
彼はそれまで、マッスルショールズの多くのアルバムにギタリストとして参加して、また幾つかの曲もそのシンガーに提供する事はあっても決して自身が歌う事は無かったからです。

私が彼について意識しだしたのはやはり「Smith Perkins Smith」のアルバムに収録されていた彼の作品である「Mighty Good Time」を聴いてからではないでしょうか。

あの素晴らしい楽曲を是非オリジナルの作者自身のヴォーカルで聴いてみたいのと、彼のそれ以外の曲を多く聴いてみたいと言った欲求から来たものだからです。

しかし結局彼自身のヴォーカルを聴くのは78年のソロ・デヴューまで待たなくてはならなかったようです。
そしてリリースされたそのアルバムを聴いてビックリ。
それまで私は勝手な思い込みですが、彼の事を白人と思っていたのですが、そのレコードから流れてくる彼のヴォーカルはどう聞いても黒人のそれっぽかったからです。

それも普通の黒人ヴォーカルどころではなく、その「Otis Redding」を思わせるようなシャウト・ヴォーカルに思わず仰け反ってしまうほどでしたから。

でも結局はそのアルバムが国内盤としてリリースされたときにその帯に載せられていた彼の顔写真を見て白人であると確認は出来たのですが、それはそれでまた新たな驚きでした。

そうしてリリースされ本作はどこからどう聞いてもサザン・ソウル仕立て。
これだけ歌える人が何故今まで歌わなかったのか?
と不思議に思えるほどに彼のヴォーカルは魅力的でした。

彼はその後、ソロアルバムを数枚リリースし続ける事になりますが、結局の処、この1作目が一番ソウルっぽいと言うか、ソウル・アルバムとなっていると言えますね。

収録曲も「Otis Redding」の「Shout Bamalama」を覗いて共作曲もありますが全て彼自身のオリジナルで、楽曲的に優れたものばかりで、彼のソングライティングの才能も豊かなのも驚かされます。

そうしてその「Otis Redding」の「Shout Bamalama」も本家顔負けと言えば言い過ぎ間も知れませんが、それほどにシャウトしまくりのノリノリで魅せてくれています。

尚、バッキングには少数精鋭で、マッスルショールズの最高の仲間達が素晴らしいサポートをしてくれています。
でも1つ残念な事は、彼を意識し出す切っ掛けとなった名曲「Mighty Good Time」を結局は彼自身のヴォーカルで聴く事が出来なかった事です。

と言う事で、言う事無しの名盤が長きに渡って廃盤状態でしたが、やっとこさ再リリースされる事となりました。
昔々一度オリジナルの「カプリコーン」からCD化されていましたが、その後はすぐに廃盤でちょっと高値が付いてましたね。

でもやっとこさ別レーベルですが再リリースされました。
まだお持ちでない方はこの機会に是非!

これはもう絶対間違い無しの傑作アルバムですから。

Setlist
1. You Got Me Singing (Eddie Hinton)
2. Concept World (Eddie Hinton & Alvin Howard)
3. I Got The Feeling (Eddie Hinton)
4. Shout Bamalama (Otis Redding)
5. Get Off In It (Eddie Hinton,Alvin Howard & Donnie Fritts)
6. Brand New Man (Eddie Hinton & Alvin Howard)
7. Shoot The Moon (Eddie Hinton & Dan Penn)
8. We Got It (Eddie Hinton)
9. Yeah Man (Eddie Hinton)
10. I Want It All (Eddie Hinton,Alvin Howard & Sandra Hinton)

Musicians
Eddie Hinton:Vocals,Guitar,Piano,Horn Arrangemet
Barry Beckett:Piano,Organ,Moog Synthesizer
Jimmy Johnson:Guitar
David Hood:Bass
Roger Hawkins:Drums

The Muscle Shoals Horns
Harrison Calloway:Trumpet,Horn Arrangemet
Harvey Thompson:Tenor Sax
Dennis Good:Trombone
Ronnie Eades:Bariton Sax

Produced By Barry Beckett
Recorded Live At Muscle Shoals Sound Studio,Shefield,AL.
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2009/10/13

マッスルショールズのとっても危険なアルバム  音楽

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*Eddie Hinton / Very Extremely Dangerous
と言う事で、言う事無しの名盤が長きに渡って廃盤状態でしたが、やっとこさ再リリースされる事となりました。
昔々一度オリジナルの「カプリコーン」からCD化されていましたが、その後はすぐに廃盤でちょっと高値が付いてましたね。

でもやっとこさ別レーベルですが再リリースされました。
まだお持ちでない方はこの機会に是非!

これはもう絶対間違い無しの傑作アルバムですから。
詳しくはいずれまたの機会に。
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