「「礼文・利尻・サロベツ[2] ’06/07/6」
▼北海道・東北
■礼文島に上陸
マンガのように一瞬というわけにはいかないが、「ドラえもん」のどこでもドアを、飛行機で行く山旅は思わせる。1時間くらい部屋の中にいて、出てみると、ふだん登っている東京近郊とは異なる風土が広がっているからだ。
稚内の空港は稚内市街と宗谷岬の間、海沿いの原野にある。着陸間近の機内からも、空港から稚内市街へ向かうバスからも、エゾカンゾウが点々と咲く原野が広がって見え、右手には宗谷海峡が広がって、違う土地に来たという実感がますます強く感じられる。
原野でも街でもハマナスが花盛り
バスは利尻・礼文への船が出る稚内フェリーターミナル行きだが、手前の稚内駅で降り、ハセガワスポーツ店に寄ってガスボンベを買う。ガスボンベは手荷物でも飛行機に持ちこめず、現地へ着いてから調達するしかないのは飛行機で行く山旅の不便なところ。せめて主要な空港ではボンベを販売して欲しいものだ。
稚内駅前にはハイマツとともに礼文ウスユキソウなど高山植物も。
こんな排気ガスをかぶる駅前でもちゃんと花が咲いていてオドロキ。
個人的には「宗谷の秘宝・熊笹の葉まんじゅう」の看板がツボにはまった
無事、ボンベを手に入れ、行動食を買い足してフェリーターミナルへ向かう途中、北門神社例大祭の露店が商店街にずらっと並んでいる。通りの途中から歩いたので定かではないが、百を超えていそうな店の数で、北の短い夏を目一杯楽しもうというエネルギーを感じる。
フェリーターミナル前の「食堂おもて」のカニ汁定食1500円
もうひとつ、目を惹いたのが建物の緑地や公園の植栽で、高木にナナカマド、低木にハイマツ(だと思う)やハマナスが多用されていること。特にハマナスはちょうど花期で、みずみずしいピンクの花を健やかに咲かせ、またもや遙か北へと来たものだなと思う。
東日本海フェリーのプリンス宗谷
利尻・礼文は30年以上前、学生の時にたずねて以来で、船が立派になっているのにビックリ。天候が穏やかなこともあって、船酔いの心配はなさそう。当初は利尻山を登ってから礼文島へ向かうつもりだったが、期間の後半のほうが天候がよさそうなので、逆に礼文島から回ることにした。礼文島の香深港へ向かうプリンス宗谷は定時に出航。野寒布岬を回りこむと、海上に浮かぶ利尻山が姿を現した。
洋上の利尻山。ウミネコがエサを目当てに船のまわりを飛び交う
入港した香深の港もホテルなどが並んで、ずいぶん近代的で賑やかになった印象。礼文島には2泊の予定で、桃岩荘ユースホステルに泊まることも目的のひとつだが、連泊は微妙なところもあり(理由は後述)、第1泊目は、とほネットワークの旅人宿、通称「とほ宿」FIELD INN 星観荘に予約した。とほ宿は男女別相部屋、エコノミーな料金、旅人どうしの交流があるなど、ユースホステルに似ているが、ユースホステルより規則がゆるやかで、個性豊かな宿が多い感じである。星観荘は礼文島の北端にあり、送迎の車は海岸線に沿って島を北上していく。「右手の海に浮かんでいる黒い点々はアザラシですよ」など運転するオーナーのガイドを聞きながら、小一時間のドライブで宿に着いた。(続く。・・・この調子でダラダラ&サボリながら書いていると、いつ利尻山に登れるのか不安だったり)
星観荘は礼文島北端のスコトンに建つ一軒家
稚内観光協会
とほネットワーク
FIELD INN 星観荘

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