先週は大変でした。
子どもがとうとうインフルエンザにかかり、
思い描いていた仕事のスケジュールが、
あっと言う間に
吹き飛びました(涙)。
ああ、生活って難しい・・・と思っていたら、
うおっ!今度は奥さんがインフルエンザ。
おいおいダブルインフル?(そんな言葉ない)
ああ、困るよー、
と言ってみたところで、あとのまつり。
人生は思い通りにいかないという真実を
スルメのように噛みしめながら、
おおかたのスケジュールを
キャンセルさせて頂きました。
しかし、
自分がよく感染せずここまで
もったなあという思いです(笑)。
妻子ともに少しずつ回復に向かっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、そんな現実の状況とはまったく
関係ない気持ちのところで、
えー、ひとまず、
しばらくのあいだ、
更地日記をお休みしようかと思います。
何て言いますか・・・
脚本を頑張るってことですか。
うんとこしょ、どっこいしょ。
そうそう、タイミングよく、
そういう気持ちを強めてくれる
出来事がここ半月ほどのあいだに
集中してありました。
以下、そのあたりちょっと書きます。
15日(日)に第三舞台の最終公演を観に行きました。
私たちの世代の演劇人は、程度の差こそあれ、
第三舞台の影響を受けてますね。
そう表現するのがちょっと、くすぐったいぐらい
過ぎ去りし過去のことではありますが、
私もずいぶん、演劇をつくるための精神性から
劇団で芝居をやり続けていく方法論まで
教えられ、励まされたことを思い出します。
その劇団の解散公演を観ることは、
初恋の人に会いたいような会いたくないような
気持ちと似たようなものでした。
けれど予想に反し、初恋の人は元気でした。
僕の演劇熱を刺激してくれました。
気持ちは冷静なんですよ、観ていても。
見た作品自体を
どうこう言う気持ちになれません。
すばらしく意味あるものにも、
まったくもって消費しただけのものにも
批評することは可能ですが、
それは今回、やぼな気がしました。
でも最後の舞台を
観ることが出来て良かったわという
思いが心にしっかり残っています。
つまりは、良かったということなんです。
祭りのにぎやかさと孤独の静けさのあいだに
存在する作者の、俳優たちの息づかいを
感じ取ることが出来ました。
それだけでとてもありがたい公演でした。
きっと記憶に残ってゆく最終公演だと思います。
18日(水)には、短大で、
ある事で憤慨してしまいました。
僕の失敗とでも表現したほうが
いいかもしれませんが、
とある会議(主に議事を承認することが目的の会議)で、
あと・さきなど考えずに
まったく我慢ならない!
という意思表明をしました。
誤解が原因などではないような。
翌日すぐに、ある程度の解決を見ましたが、
そのことで、人に迷惑をかけたり、
何かつまらないことに囚われていた
自分に気づきました。
場違いな発言をしたことが失敗なのではなくて、
頑張りかた、闘いかたが違ったなという失敗。
組織の構造というものをまた少し
学んだ気がします。
何のためにここで仕事をしているのか、
その本分を忘れないようにしたいと思います。
それが出来ない場であると判断した時は
いさぎよく辞表を出すべき時だと思います。
そこを譲ったらもう自分が自分じゃない
ような気がします。執着しすぎでしょうか。
そして20日(金)、ある友人と久しぶりに飲みました。
話したいことがたくさんあったので
実現出来て良かったです。
ほんのひとときであっても、
とても良い時間を過ごせた気がしました。
その中でも、
ある大きな喜びをもらい、
とても気持ちが高揚した瞬間がありました。
その友人は、かつて僕が脚本を書き、
演出した作品について話をしました。そして
いい作品だったと、誉めてくれたわけです。
もう何年も前の作品を語ってくれるなんて。
子どもの感情のようにきゃっきゃっと
心が踊りました。
そして、
あの頃の自分をいつのまにか捨て去って
生きてきたんだなあ、
それはたぶん評価されるとかされないとかで
一喜一憂しないようにするための心の工夫だったんだ
ろうなあと気づきました。
一度の飲み会なんてあっと言う間に終わりですね。
少し自分の話をし過ぎたひとときだったかも
しれませんが、友人に、本当に感謝です。
今度何かお礼しなきゃいかんなと思いました。
それは、そうですね・・・
いつかまた、
この作品、面白かったと言ってもらえる
作品をつくることが一番のお礼なのかもしれません。
さらには23日(月)。
北九州市八幡東区の
枝光本町商店街アイアンシアターという
劇場の見学をさせて頂きました。
きっかけは、この劇場の運営を
とても積極的にされている
芸術監督の市原さんの記事が
新聞に出たことですね。
これは話を聞いておきたいなと思い、
連絡をしたところ、
丁寧に時間を取ってくれました。
まぁもともと知り合いではありましたが、
何の時に知り合ったか忘れてるぐらいで
久しぶりに会えたことも良かったです。
今回の訪問はとても有意義でした。
心が触発されるとはこのことです。
まちの拠点となる劇場をしっかり運営し、
それを商店街の人たちが楽しみながら
支えている姿に、演劇の役割や
劇場施設の原点を見ました。
いいコミュニティの形が
生まれています。
劇場側で言えば、
市原さんを筆頭に、
スタッフの対応力が優れています。
3年前、初めてこの地にやって来た時、
商店街の人たちの理解を得るために
彼らは最初何をしたと思いますか?
まちの掃除をしたって言うんですよ。
毎日。
そりゃあ、じいちゃんばあちゃんたちは
びっくりしたでしょうね。
そして嬉しかったでしょうね。
一度の見学で私が
すっかり分かったようなことは言えませんが、
地域と一体となって運営するなんてのは
外から見るほどそう簡単なことじゃ
ないと思います。
しかしそれがうまくやれている
のは自分たちに何が出来るのかを、
考えて考えて考えて、
全国的にも注目される
演劇のやり方を見出したと言えます。
劇場と商店街が合わせカガミのような
関係っていうのは本当にすごいことです。
この先、私もひとつ企画を考えて
ぜひ参加してみたいと思いました。
・・・というわけで、
心境の変化に素直に応じて、
ここしばらく、たぶん2、3ヶ月、
脚本や演劇活動のことを考えて進めて
いきたいと思います。
もちろん子どもの世話から何からありますので、
生活が大きく変わるわけではありませんが、
これまで自分が課題に思いながら
まだ達成出来ずにいたことに
挑みたいと思います。
今年はインフルエンザ多いみたいですので
くれぐれもお気をつけて。
って言いながら私も今から寝込んだら
笑って下さい。
まあ、かかった時は、焦らずに。
過去や未来を考えることは大事かも
しれませんが、
苦しい時は一点集中です。
過去や未来をつい見てしまいがちですが、
今、この瞬間を生きる術を見つければ
少し楽になれるんじゃないでしょうか。
それほど今この瞬間を生きることが
不得意なんです私たちは。
では失礼します。また時期が来ればその時に。

北九州市八幡東区の、
枝光本町商店街シアターのパンフレットなど。
http://otegarugekijou.org/irontheater/