『親鸞』執筆は、生みの苦しみを味わいながら、
進めている。精神的にほかの執筆とは全然違う。
何だろう・・・昔、鴻上尚史さんの『トランス』という
作品に役者として出演した時に感じたしんどさに
似ている。その作品は、
精神的な病と人間の妄想を扱った作品だったので
練習段階で相当きつかった。
共通するのは、
心に関するテーマ性がより強い作品ということだろうか。
でも多くの人が親鸞聖人にのめり込んでゆく
感覚は僕なりに分かるなぁ。
世の中的には、さ来年が親鸞Yearだろうけど、
もう僕の中ではほとんど今年が親鸞Year。
で、今日から短大では後期授業開始。
時間とのせめぎ合いも始まった感じ。
しばらくフル回転だ。
先々週、たらたらっと二泊三日、
ひとりソウルへ行ってきた。
その時の写真でも。
初日に、明洞(ミョンドン)の明洞芸術劇場で、
チェーホフの『三人姉妹』を観ることが出来た。
去年、僕自身演出した作品だから、
もう何十回と観ているし聴いている作品と言える。
だから、あれ?ほとんどセリフが聞き取れたんじゃ?
というような錯覚に陥るほどよく理解出来た。
そして、もう〜、芝居の素晴らしい出来栄えに
ひっくり返りそうになった。百パーセント予想外。
「ま、とりあえず観ておくか」ぐらいだったのに、
かなり専門的な部分(演出、舞台美術、演技あたり)で
やられた。ノートに記録したほどに。
すばらしい演劇的営み、手触りに興奮がおさまらなかった。

ソウル演劇センター
二日目に訪れた。
大学路(テハンノ)という劇場街にあって、
百以上もある劇場の公演情報を一括収集している。
もっと日本でも知られてていいのに。
やっぱり日本語表記がほとんどないし、
さらには英語表記も少ないから、
韓国人以外は近寄りにくいところがあるのかも。
でも、すごいと思った。
公演情報は充実しているし、
夕方になると、わんさか人が集まってくるし。
以下、参照。
http://ni-korea.jp/about_korea/tphoto/index.php?id=20071128&ym=200711
勇気を持って韓国語で受付の人と話した。
まぁ〜、なかなか通じない(笑)
話しかける勇気プラス、
恥をかく勇気を持っていて良かった。
こういうチケットセンターもある。
사랑 티겟・・・愛のチケット?
こうやって公演前にお客さんが並ぶ光景が、
あちこちに見える。
百以上ある劇場で毎日公演やってるの?
ちょっとどうなってるんだろうな?
日本で言えば、たかじんみたいな中年おじさんが
弾き語りライブをやっていた。
人もどんどん集まってくる。
うーん、雰囲気が自由過ぎる。
僕らが抱えている閉塞感、
いやそれが間違っているなら
僕が抱えている閉塞感からすると、
どうも、カルチャーショックなんて言う
簡単な言葉で済まされない気がする。
心の根っこの部分の問いかけを
継続していこうと思う。