2009/11/1

ネコに鈴を付けた義妹  ファミリー

 義母を見送って8年、その前5年ほど床に就いていた間は義父が身の回りの世話をしていたので、13年ほど男所帯が続いている。
 蛆(うじ)が湧くほどではないが、不要品を溜め込み足の踏み場もない状態を見るに見兼ねて、義妹が家内と倉庫の整理のために、このほど一週間ばかし単身帰省した。

 これまで誰にも手を付させなかったものを説得し、義弟と二人して大片付けをした。その間一日だけ軽トラックで手伝いに馳せ参じ、ごみ処理場を4往復した。
 倉庫はもとより、座敷から応接間まですっかり見違えるほどすっきりとした。何よりも各部屋に日が差し込むようになり、晴れやかになった。仏間の義母もさぞかし喜んでいることだろう。

 ところが納得尽くだったはずの義父はすっかり気落ちした様子。モノに不自由をして育った義父の言葉を借りれば「(さっぱりした反面)どことなく財産を失ったような気がする」らしい。

 義妹は、帰る前の日などは昼食をとる間もなく、夜中には翌日の仕事段取りが気になって夜も寝付かれないほどだったというので、昨日かみさん手作りのちらし寿司を持参して労を労った。
 
 帰省中に家の西条柿を自らの手で捥いで干し柿にすると楽しみにしていたのだが、その暇もなかったので荷物になると思いつつも、我が家の干し柿を土産代わりに託した。稲刈りも手伝ってくれるつもりだったが、忙しさを見兼ねてこちらから辞退したほど。

 片付けのことは、いつか、誰かがネコの首に鈴を付けなければならなかったのだが、義妹が果敢にも遣って退けた。
 その義妹が帰る段になって、悪酔いした義父が「何もかにも処分してしまった」とかなり毒づいた。義父にしてみれば、帰っていく娘を見送る寂しさもあったのかもしれないが、苦労した義妹は後ろ髪を引かれる思いで機上の人となった。
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2009/11/2  18:40

投稿者:omotann

>つーみーさん
義妹にしてみれば「誰かがやらなければ…」という使命感からとった行動にもかかわらず、父の機嫌を損ねてしまい、後味悪く引き揚げて行きました。
一方、義父からすれば実の娘だけに言いたい放題でしたが、翌日は何事もなかったかのようにケロッとしていました。

軽トラック4杯分の処分品は全て有料で、ゴミの1個1個に貼る“有料シール”が足らなくなり買いに走りました。労力だけでなく、かなりお金もかかりました。

親父の死後10数年経ってやっとかなりの不要品を処分しましたが、倉庫にはまだまだ山のようにあります。いつかは手をつけなければならないのですが、想像しただけで草臥れが出そうです。

http://www3.oninet.ne.jp/omori/index.html

2009/11/2  16:48

投稿者:つーみー

そうですか。。義妹さんだけでなくお手伝いされたomotannさんの
奥様、omotannさんもお疲れ様でした。
暮らしが豊かでなかったぶん、昔の人は捨てられない、それだけ
物を大事にしてきたというのはすごく良く分かります。
私の祖母がものすごく物を溜め込む人で、伯母が祖母の生前に
そろそろ身の回りを整理してかないと、亡くなった後に片付けが
大変なのは遺族だから、と言うと、ものすごく怒っていた記憶が
あります。
実際粗大ゴミは祖母の死後は有料になり、処分に手間とお金がかかりました。それでも全部片付いたわけではないのです。
それを反面教師にして、うちの両親はそんなに溜め込んでないかというと
そうでもなさそうです。(^^;;
もっと心配なのは義両親宅、そして義祖母(故人)宅です。
嫁の立場なので何も言えず、主人もそういうことを言えない(言いたくない)性格なので、年々荷物が増えています。
ただ、怖いもの知らずか、息子が「おじいちゃん物いっぱいでぼくたちが
せまい!」と言ってのけましたが、かわいい孫が嫌味?を言ったとて
全然効かないようです。。。
長文失礼しました。
義妹さん、みんなが敬遠するお仕事をよくぞやってくださいましたね。

2009/11/2  9:30

投稿者:omotann

>mikiさん
そうですか、何処も同じ。しかも冷静に見れば自身のことなんですね!

何時だったか独り暮らしの義父に新しい洗濯機をプレゼントした折、一頻りぶつくさ言っておりました。その時の古い洗濯機は未だに置いてあります。

いつの世にあってもモノを大切にする心は大切なことなので、是非とも次代に引継ぎたいと思います。

我が家ではちょっとした小物の必要が生じた時には、買う前に倅達が残していった机の引き出しやタンスを確かめてからにしています。大抵はこれで間に合います。

http://www3.oninet.ne.jp/omori/index.html

2009/11/1  21:26

投稿者:miki

何処のお宅も同じようですね。
私の実家でも数年前、調子が悪い洗濯機を処分する時に、母が「勿体ないねぇ、まだ使えるのに〜」と言っていた事がありました。
納得してもらうまで大変でした。

母は二層式の洗濯機に色々な事を聞いてもらっていたのかも知れません。

その後、押入れや物置の不用品(私にとっての)を処分しようと思っていましたが、友人から「親にとってはみんな大事な物なんだから・・・」
と教えられました。

それでも前回の帰省時、私の若い頃の洋服がクリーニング屋の袋に入って見つかった時には正直驚きました!
(お陰で当時のことを思い出しましたが・・・)

私も母のDNAを引き継いでいるので、子供達から時々非難を浴びています(汗)
それも正面から!

2009/11/1  20:12

投稿者:omotann

>エンピロさん
お母様もそうでしたか!

家の両親、特に親父がそうでした。愚にもつかないものばかり溜め込み、処理したのは亡くなって10年以上経ってからでした。
小生は間違いなくそのDNAを引き継いでいますので、案外倅どもも陰で思っていることでしょう。

義父はまさしくエンピロさんが仰るように「お城を侵害された気分」に違いありません。
実の娘でこうですから、仮に義弟の嫁だったりしたら大事だったと思います。

http://www3.oninet.ne.jp/omori/index.html

2009/11/1  19:02

投稿者:エンピロ

私のおふくろも「ためこむ」習性?がありました(汗・笑)今から8、9年前、家を新築するときのことでした。家を解体するので、どうせ「産業廃棄物」として処分するのだから、要らないものは「この機会」と思っていたのですが、「死んでから捨ててくろ」と、がんとして譲りませんでした。もう使いものにならないような嫁入りタンス、ベビータンスなどがあったのですが、いまだに捨てないであります(汗)母は決して裕福な家に育ってきたわけではありませんが、そうした育ちが影響してか昔人は捨てられないのでしょうね。

お義父さんも、「お城」を侵害された気分で、すべてを失ってしまったような錯覚に陥ってしまったのでしょうね。それでも娘さんだから許せますよ。「嫁」がやったら一大事です(汗・笑)義妹さんの複雑な気持ちも察して余りあります。

http://green.ap.teacup.com/enpiro/

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