2009/10/26

教科書から消えた唱歌  ビジネスと社会

 来る11月8日の文化祭における演奏曲の一つがバロック風“七つの子”であり、目下ギタークラブではその仕上げに余念がない。

 そんな中、最近バス旅行をした際、ガイド嬢から気になる話を耳にした。曰く「教科書から消えた唱歌に“七つの子”がある。その理由はカラスは多くても4〜5個の卵しか産まないから、七羽の子は現実にはあり得ないので…」。

 尤もこれは彼女一流のジョークであり、原体験コラム集「七つの子」によれば、『野口雨情作詞で知られる童謡“七つの子”とは、七羽の子(幼鳥)なのか? それとも七才になる子(幼鳥)の意なのか?二説あるが、息子の野口存爾氏の言葉を借りれば七才になる子のことで、しかも可愛い人間の子とカラスの子を重ねたやわらかで情感豊かな童謡である』と解釈しておられる。

 こちらは一件落着だがもっとショッキングなことは、教科書から消えた唱歌・童謡のことである。「教科書の歌」(川崎洋著、いそっぷ社)によれば、1970年代以降、多くの唱歌・童謡が教科書から消えたというのである。
 すずめの学校、七つの子、黄金虫、おもちゃのマーチ、うぐいす、月の砂漠、かあさん、春よ来い、羽衣、村まつり…。一部の教科書に復活した歌があるかもしれないが、消えた歌はこのほか数え切れないそうだ。

 教科書から消えた理由は定かではないが、唱歌・童謡といえば幼いころの実体験、家族や友達との思い出などと結びつき、その後の人生を彩ってくれる。
 小欄「2007/1/15 庶民文化の華」でも少し触れたように、人々に愛唱されてきた歌には移りゆく世相を反映しており、常に我々の心を慰めてきた。悲しい時、辛い時、嬉しい時、楽しい時、いつもそこには歌があった。まさしく歌は“庶民文化の華”であろう。
 童謡・唱歌こそは、世界に誇れる日本ならでの文化ではないかと思う。とかく心の豊かさが見失われ、殺伐とした世の中だからこそ、もっと大切に歌い継ぎ、広めてもらいたいと願うばかりだ。
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2009/10/27  14:39

投稿者:omotann

>suzieさん
話は少し逸れますが、子どもの頃親から口伝えで覚えた童謡の歌詞が間違っていたことに、長じてから気付くことがままあります。
小欄「2006/10/29 聞き間違い」
http://fine.ap.teacup.com/applet/omotann/200610/archive?b=3
でそのことについて書いております。ご笑覧ください。

こんど孫達に音楽の時間について聞いて、確認してみたいと思います。

http://www3.oninet.ne.jp/omori/index.html

2009/10/27  12:51

投稿者:suzie

唱歌や動揺は、子どもが歌いやすく、覚えやすいようにできていますね。だからといって子ども向けの歌というわけではなく、大人になってから歌詞の意味を知ったり、メロディのすばらしさを認識することも少なからずあります。
大人になって気付くからこそ、よけいに感慨を覚えるのかもしれません。

それで今の子ども達は、学校でどんな歌を歌っているのでしょうね。

http://wanderingsuzie.cocolog-nifty.com/

2009/10/26  23:49

投稿者:omotann

>エンピロさん
仰るとおり「世は歌に連れ 歌は世に連れ」で、ましてやこの歳になると一層その気持ちが募ります。

教科書に適か不適かの判断基準には、歌詞の言葉使いや表現の仕方などもあるようで、選ぶ人の個人的な主観が大きく左右されるようです。

http://www3.oninet.ne.jp/omori/index.html

2009/10/26  22:06

投稿者:エンピロ

童謡・唱歌が消えていくのは残念ですね。「世は歌に連れ 歌は世に連れ」といますが、すずめの学校、おもちゃのマーチ、月の砂漠、かあさん、春よ来いなど長い間親しまれてきた歌ですから、我々の世代としても悔しい思いです。

教科書改訂に伴う審議委員会なるものがあるのでしょうが、委員(有識者)の方たちの「主観」が入るわけですから、庶民のひとりとしては、何ともやり切れない思いです(汗・笑)

http://green.ap.teacup.com/enpiro/

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