「第二章(44)桜花の吹雪」
小さな白い花をぎゅっと、青草で束ね、
小さな冥福がいついつまでも続きますように。
暖かな春の匂いと、新緑の日傘に覆われて
母の思い出を辿る時間。
ただ、手を合わせ・・・
ただ、瞳を閉じる・・・。
それだけなのに、心が一つになっているよう。
いつまでも続かない時間なのに、
波久も古都も、ただそうしていたかった。
もう一度、母に産んでほしい。
体にはびこる蛇を洗い流して、
また貴女の元で一緒に命が芽吹けるならば、
どれほどいいか。
言ってもままならないけれど、
思わずにはいられない。
波久を迷いが刺す。
小針を肌に立てるように傷む。
刺した傷は見えないほどのものなのに、
流れる血もそれ程のものではないのに、
感じた痛みは的確に弱い部分へと伝わる意地が悪い代物。
じわり、じわりと。
母様、どうか教えてください。
どうして私たちは蛇に縛られているの?
吹雪く春が散り行く様に、
願いも風に流れてて逝く。
流れた先に答えも、未来もあるかなどわかりもしないままに。
゚・*:.。. .。.:*・゜春風が運んだ桜花の果て 中篇 終゚・*:.。. .。.:*・゜
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ご無沙汰してます。
相当、ご無沙汰です。
仕事が忙しくて、更新がままならない状況でした。
閉鎖するなんて事はないですけど、
ちょっと12月から更新してなかったので、
マズイなあとは・・・w
久しぶりに更新で、気がつけば44回目。
やっと中篇ですね。
箸休め、見たいな感じなので短めですがw
さ、ゆっくり出来そうな時間も確保できるので
後編を頑張っていきたいですw