2018/8/10

【福島出張】ギャラリー・オフグリッド「山内若菜展」など  調査・旅行・出張

午前中に丸木美術館で教員免許更新講習のための館内説明と討議を行い、超満席の東北新幹線で移動して、福島で「いのちと暮らし」に文化的に向き合う新しい連携プロジェクトの実行委員会に参加。
委員として何ができるかはまだわかりませんが、これまで試行錯誤してきたことの整理や、これからやっていくべきことを考える機会になり、点が線につながっていくような感覚を覚えはじめています。何より、福島とかかわり続ける場に誘って下さった福島県立博物館の皆さんに感謝です。

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会議の後は、ギャラリー・オフグリッドで開催中の山内若菜展「牧場 ペガサス―日食月食編―」へ。
3.11後の福島の状況に文化的な力で向き合うために、2015年12月に飯館電力株式会社の文化事業の一環としてはじまり、2017年3月からは一般財団法人ふくしま自然エネルギー基金の文化事業として運営されているギャラリー。今の福島にこうした場があることは、(決して多数の人に注目されないかもしれないけれど)重要な意味を持つと思います。
被曝した牛を飼い続ける牧場の絵を、当の福島で展示するのは、作者の山内若菜さんにとって大きな試練でしょう。それでも彼女は彼女らしく、いつもと変わらない全力注入の展示を作り上げていました。
8月25日(土)午後6時からは対談を予定しているので、絵に込められた彼女の強い思いを丁寧に聞きとっていきたいと考えています。

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折しも、ヤノベケンジさんの《サン・チャイルド》が福島市に寄贈されて、1週間ほど前に福島駅前の教育文化複合施設「こむこむ」に設置されたばかり。
これまでの経緯から、福島の「復興」の象徴になる現代アートがあるとすれば《サン・チャイルド》なのだろうと感じていたのですが、ネット上で批判されて作者が声明を出す状況になっているとのこと。
丸木美術館での展示をお願いしたことはありませんが、都立第五福竜丸展示館で《サン・チャイルド》が展示されたときには観に行ったので、少々複雑な心境です。
夜は行きがかりで、《サン・チャイルド》の設置にかかわった地元の方々のミーティングに参加。
作品そのものの抱える問題や感情的な意見が混在する複雑な状況なので、もっぱら皆さんの話を聞くばかりでしたが、事前に市民レベルで十分な議論がなされなかったことも一因であったのかもしれません。
福島の複雑さの一端を垣間見ると同時に、アートやモニュメントのもつ難しさ/暴力性を感じ、悶々としています。
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