2018/3/27

横湯久美展「時間 家の中で 家の外で」  企画展

現在開催中の企画展「横湯久美展 時間 家の中で 家の外で」
じわじわと評判が広がっている質の高い展覧会です。

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第2次世界大戦時に戦争に反対した夫婦。
夫は何度か逮捕・拷問されたのち、獄中で結核におかされ仮釈放時に死亡。
妻は治安維持法の弾圧化を未亡人として生き抜きました。

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作家が幼い頃「絶対に外に言ってはいけないよ」と言われて育ってきたという、ひそやかなファミリーヒストリーと世界の戦争の歴史の交錯するところから、静かな物語がはじまります。

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「あんたの思うように、確かに私には今の美術のことはわからない。でもね、美術をやる人、芸術家の役割は知っているつもりだよ。私にも、芸術家の人たちと似たところが少しはあるからね。
芸術家はワガママであることを最も大切にしている仕事なんだよ。
どんな時でも、自分自身に正直でいないと、呼吸ができなくて死んでしまうくらいの人たちだよ。
誰よりも、自由に敏感なんだ。
だから、国が戦争を始めようとした時、他のどんな人たちよりも先に、この人たちは戦争の気配に気付いて、皆にもわかるように大騒ぎをすることができる。
そのために自分のやり方で生き、見て考えて、声をあげ、表現する練習をし、いつも準備しておくんだ。
現実は厳しく、自分のやり方で生きると、時にとても惨めな目にもあう。
多くの人が別の道に行く中で、己の信じる方向に進むことはそう簡単でない。
まさに命がけだからね。
だから、美術の人たちの仕事はものすごく大変だけれど、ものすごく特別な仕事なんだよ。
それは、大きく激しく大切な務めだよ。
すごい作品を作り残すことは、次の務めだと私はそう思う。」
「この話は、したことなかったよね?」


(「爆弾か 黒雪ダルマ 雪ダルマ」より一部抜粋)

3月31日(土)午後2時30分からは、美術家の辻耕さんを迎え、横湯さんとの対話によるアーティスト・トークを行います。
どうぞ皆さま、ご来場ください。
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