2017/12/17

シンポジウム「ノーモアヒロシマズ、だが、ヒロシマはいたるところに」  他館企画など

先日の日曜日は、東大駒場キャンパスで開催されたシンポジウム「ノーモアヒロシマズ、だが、ヒロシマはいたるところに」を聞きました。

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登壇者は東琢磨さん、仙波希望さん、笹岡啓子さん。
それぞれ語り口も、「ヒロシマ」を掘り下げる手法も大きく異なりながら、正しさ、わかりやすさに集約されていく「ヒロシマ」に抵抗し、見失われがちなリアリティをすくい取ろうと試みる姿勢は通底していたように思います。

東さんの言葉で言えば「ヒロシマから/をチューニングする」。
仙波さんの言葉で言えば「同心円の想像力をずらして思考する」。
笹岡さんの言葉で言えば「いくつものヒロシマを呼び起こす」。

個人的な関心で言えば、それらは丸木美術館と「原爆の図」が抱えている問題にそのまま重なってくることでもありました。その意味で、とても刺激的なシンポジウムだと感じました。

求められる「正しさ」に応えなければならない部分はあるとしても、常にそこから逸脱し、裏切り、拒絶する感覚は持ち続けたい。その複雑な回路の中で「原爆の図」を考え続けることが、自分にとっての大きな課題です。
開館50周年の年の瀬に、あらためてそんなことを思う良い機会になりました。
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