2017/8/8

Chim↑Pom展/広島原爆魂の撮影メモ/安藤栄作展  他館企画など

今日は高円寺のキタコレビルで開催中のChim↑Pom「道は拓ける」展へ。

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昨年、新宿の歌舞伎町商店街振興組合ビルで開催された「また明日も観てくれるかな?」展の後半戦。テーマは「スクラップ&ビルド」ということで、Chim↑Pomの象徴であるスーパーラットよろしく、都市の片隅のほとんど廃墟に近いビルを拠点に作り変えてしまう彼らのDIY精神の賜物のような展覧会でした。
ただし、階段などはかなり狭くて急傾斜(というより垂直)なので、動きやすい服装で訪れることをお勧めします。

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パルコの看板や国立競技場の椅子など、都市の廃材を利用して「バラック」を作るという発想、そして歌舞伎町のビルごと解体された自作品の再展示というコンセプトは、個人的には広島の原爆による破壊と再生を想起させました。

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2013年のChim↑Pomの旧日本銀行広島支店「広島!!!!!」展も、丹下健三の平和の軸線の継承ではなく、むしろ相生通りのバラック街の歴史につながっていけば、より彼ららしいものになっていたのかも知れない、と思ったりもしました。

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続いて、お茶の水のアートギャラリー884「広島原爆 魂の撮影メモ」展へ。
原爆被災記録映画『広島・長崎における原子爆弾の影響』の広島での生物班の撮影に携わったカメラマン鈴木喜代治が記録した撮影メモを中心とする資料展示と、孫の能瀬広氏が広島での撮影地をめぐって撮影した28分の記録映画『魂の撮影メモ』の上映。

資料によれば、鈴木喜代治は当時勤務していた日本映画社の一員として学術調査班に同行し、1945年9月に広島へ入りました。途中、枕崎台風の影響で糸崎に足止めされ、予定より遅れて到着したというから、丸木夫妻とほぼすれ違いでの広島入りだったことになります。

10月に撮影班は長崎へ移動したが、彼は体調不良で広島の日赤病院に入院し、長崎での撮影は担当できませんでした。
会場には、1945年10月24日の日付が入った色鉛筆のスケッチが展示されていました。

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(写真は許可を得て撮影。ガラス越しなので少し反射しています)

年表には、若い頃に黒田清輝の画塾・赤坂葵橋洋画研究所で洋画を学んだと記されていました。その他にも彼が描いた水彩画の写真が資料としてファイリングされていましたが、黒田派というより三宅克己や吉田博のような丹念に描いた水彩の風景画であることに、興味を惹かれました。

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最後は明日8月9日から開かれる日本橋タカシマヤ画廊の平櫛田中賞受賞記念 安藤榮作展を覗き見。まだ展示作業中だったので、部分画像のみ紹介します。

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嬉しい、嬉しいばかり言っていますが、やはり安藤さんのような彫刻家が大きな賞を受賞されるのは嬉しいです。

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震災の後、2011年5月のギャルリー志門での再起の個展も、奈良の明日香村へ訪ねて行ったことも、丸木美術館での展覧会が実現したことも、ついこの間のように思い出されます。

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展覧会は8月15日まで。
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