「トンキンケーンと真竹」
これからさせていただくお話しは、あくまで相対的な比較や
印象であって、善し悪しを論ずるワケではありません。
また、どんな竹をどこの山から採ってくるか、何年寝かせるか、
火入れはどうするか、などなどの諸条件により、竹の性質も
異なってきます。
したがって、これはぼくの個人的な意見であり、普遍的なもの
ではないであろうことをご理解ください。
まず、トンキンケーンと真竹を使ってまったく同じテーパー
設計でそれぞれ作ってみます。
それを比較すると、トンキンケーンは重く硬い感じがします。
真竹はソフトで軽い。
真竹の竿を振ったあとでトンキンケーンの竿を振ると、
とても金属的な感触があります。
トンキンケーンの竿のアクションがミディアムファーストくら
いなら、真竹の竿はミディアムかミディアムスローくらいにな
ります。
パワー的にはトンキンケーンを100とすると、真竹は80〜
90くらいでしょうか。
これをどう解釈するかといいますと、トンキンケーンは硬くて
パワフルな竿を作りやすく、真竹はまず軽いので、竹竿の弱点である
重量に対してアドバンテージがありますから、長めの竿を作るのに良
いでしょう。あくまで作りやすいということですので、できないことは
ありません。
一概にトンキンケーンが良いとか真竹が最高だとかいう問題ではなく
やはり、どこでどんな釣りをするかによって竿(素材)も変わるもの
だと思います。
使うルアーの特性や、フィールドの状態、キャスターのスタイル、
魚の種類や大きさコンディションなど、どんな竿を使うかを
アクションやレングス、素材までも考えるのは楽しいものです。
竹の種類によって扱い方やメンテンナス方法が異なるということは
ありません。
思いつくままに書いてみましたが、なんとなくでもお分かりいただけ
たでしょうか。