やっぱりうまい。
説明的とかウンチク的にならずに、自転車競技をまるっきり知らない自分でもロードレースに引き込まれた。
ロードレースにおけるエースとアシストの関係、そういう競技もあるのかと。
マラソンでのペースメーカーと呼ばれる人達とも近いようで違う。
ミステリとしても、冒頭部の事故のシーンはいつの話なのか、エース石尾は何を考えているのか、予想しながら読んでいたが、自分の想像は軽くあしらわれてしまった。
・・・あの一瞬でそこまで決断するとは、ものすごい頭の回転の速い人だ、惜しい。
一度レッテルを貼られると未来がなくなるとしたら…たぶん後悔していたからの決断なのかもとか、いろいろ憶測する。
第10回(2008年) 大藪春彦賞受賞 というこの作品。
いま、Amazonのサイトを見たらこの作品のカスタマーレビューが120件とあった。
ミステリファン以外の人々も読んでいるという証左だろう。
まあ、それだけあるということは、賛否両論あり、同じ本を読んだとは思えない意見も(笑)
蛇足。解説で、近藤史恵さんツール・ド・フランスの生観戦に行って音だけ聞いて帰って来たって…。
自分が隅田川の花火大会で音だけ聞いて帰って来たような感じとは違うのか。
人ごみと建物で、ドーン、ドーン、パリパリパリッという音は聞こえるけど花火は見えず。う〜ん。

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