
先日プジョー405をケツインプレしたが、発売されたばかりの最新モード、407にいよいよ座ってみよう!
今回のモデルは、革シートの3リッターモデル。ほんとうは布シートを試したかったが、無かった。
<フロント>
大きめのシート。デザインテイストは406風だが、座り心地は307以降の固め路線を継いでいる。ただ、307の項でも書いたが、絶対的な形状は素晴らしく、少しランバーを押してくるのが心地よい背もたれ、クッションのたっぷりとした座面ともに、「仏車としての」先入観がなければまず不満の無いシートであろう。ケツの収まり、硬軟のバランスも良い。
<リア>
もはや、セダンはスペシャリティカーの一員になってしまったのだろうか。正直なところ、これだけのボディサイズを持つことを考えると狭い。405、406のまっとうなセダンのスタイルと機能性は、3ボックススタイルの廃止とともに失われてしまった。170センチない筆者がフロントシートに合わせても、リアの足下のスペースは307と大差ないように思うほどだった。
肝心のシートは、座った第一印象はまずまずだが、座面クッション薄く、底付き感がはっきりとしている。背もたれも今一歩。包まれ感もあまり感じられない。ヘッドクリアランスは少なめ。そして、中心から外へ向かって傾いていいるような着座感が気になった。
<総論>
307よりはフロントシートはクッションも厚く、またソフトな印象があり、各メディアでの好印象を筆者も感じた。ただ、もはやフランス車固有のシートではないという思いは、307の時で感じたとおりである。
そしてリアシート。これは、「どうしてしまったのだろう」という厳しい意見を持った。正直言えば、同クラスの国産車、いくつかの欧州車よりは座り心地は良い。だけど、過去が相当良かったという事を思い返しても仕方がないとはいえ、後席も良いという中型フレンチサルーンの美点が失われた感が強い...。