
これまでのボクシーさとは全く方向性の違うチェンジを遂げた今度のステップワゴン。シートを改善しました、とのことで興味津々。さてその結果は!?
<フロント>
何というか、...である。このクルマのシートはなぜこんなに背もたれが「背筋伸ばし矯正器」みたいな形状なのだろう。トヨタにもその傾向があるが、このステップワゴンのシートは特にその印象が強かった。
このケツセンサーでは常々書いているけど、ランバーを押し出すシートが悪いとは言っていない。でも、その形状に問題があるのだと思う。たとえばシトロエンのシートは意外とランバーサポートが(柔らかいながらも)しっかりとしている。背筋に合わせて設計されているレカロや、ドイツ車のシートは言うまでもない。これらは微妙なサポート感、もしくはびったり感が心地よいのである。
だけどこのクルマの椅子は、ちょっと背中を押し出しすぎている感じで、首がどうにも落ち着かない。
そこで、背もたれを直角近くまで立ててみた...らちょっと改善した。でもそうなるともはやクルマのシートとして快適ではなくなってしまう。
<2列目>
初代、2代目ともに、2列目シートは平板、背もたれ低く、形状も不適切な印象があり「これはあまりにもひどい!」という厳しい評価を与えざるを得なかったほどだったが、3代目はメーカーが謳うとおり大幅に改善されたと思った。クッションも以前よりは明らかに増えて柔らかくなり、包まれ感も多少ある。
だけども、フロントと同じように背もたれの形状がイマイチで、リラックスしての長時間着座はつらいかもしれない。
座面と背もたれの硬軟のバランスも今一歩。
<3列目>
未着座。
<総論>
手厳しい評価になってしまったが、それでも以前のモデルに比べたら大幅に改善されたと思う。座面の柔らかめのクッションは心地よいが、ただ前述の通り、背もたれの形状には一考を要するのではないかと感じた。
それとシートには関係ないが、ダッシュボードの造形がビジーに過ぎる印象。運転中に目に入って、疲れるのでは無かろうか?