
日本でもヒット作となりつつある現行メガーヌの大ご先祖様、それが当時の世界戦略車R9(ヌフ)。
見た目の平凡さを裏切る内容の濃さが、いかにもルノーらしい一台。
「わたし、脱いだら凄いんです!(古)」。
ずばり、シートは最高。
写真を見てもわかるとおり、ちょっと変わったデザインではあるけれど見た目はそれほどクッションがあるようには見受けられない。
だけど!座ったら、誰しもがびっくりする。
ばふぅと沈み込み、でもある程度のところでしっかり止まり、やがてシートの方が身体に合わせて「動いてくる」。なので、体型の違い、座り方の違いもある程度は寛容に受け流してくれるのだ。
とにかく座面、背もたれともにシートに座っていることを忘れる...身体が椅子と同化するかのような「あの」感覚。
後席はそれほど足下も広くはなく、座り心地はソフトの一言だがルノー特有の立ち気味の背もたれが、人によってはなじめないかもしれない。
このクルマのフロントシートの特徴は、「ゆりかご椅子」であること。これは、背もたれと座面が一体のまま、シート自体が前後にスイングするもの。助手席に座り、適度な角度で背もたれを調整し、そのままゆりかごを作動させると、下手なハンモックよりも心地よい...これはクルマのシートじゃない!...いやあ、僕は寝ましたよ、熟睡の間抜け面で(笑