
ルノーシュペールサンクの商用仕様ともいえるエクスプレス。そのため内装はシュペールサンクの一部のものと同一である。国内では「サンク・ファイブ」というグレードと基本的には一緒。
シートもサンクに準ずる。見た目平板で、国産の商用車と大差ないように見えるけれど、いざ座れば意外なほどの弾力性に驚く。ただ柔らかいだけでは疲れてしまうが、おなじみの「沈む→止まる→包まれる」というプロセスをちゃんと持っており、快適である。この快適を作る要素である「大腿部のサポート」と「腰椎部分のいなし方」は、さすがルノーのシートだ。
さすがに他のサンクシリーズのほうがより一層ソフトなシートを持つが、商用であること(サンクの場合、最廉価仕様)であることを考えると、フランス車が決してシートを安普請で作らないことに感心すると思う。いや、きっとそれほどの製作コストをかけずにここまでの良いシートを作れることがすごい(開発はお金がかかっているのかもしれない...いや、でも2CVのシートを見ると、そうでもないのかな?)。
リアシートはさすがにソフトではないものの、ルノー4のリアシート同様、不思議と座り心地が良い。これは背もたれの角度が良いのと、座面のクッションが優れているからだと思われる。