プジョーの日本での地位を向上させた立て役者。小粋なデザイン、キビキビと快活な走り、価格戦略も功を奏して大ヒットとなった。
そんな206の中でもボリュームゾーンがXT。このクルマのフロントシートは、街乗り程度ならまったく問題は無いのだが、中長距離(100キロ程度)走ると身体に少々負担がかかっていることに気づいてしまう。
フランス車のシートは、これまではシートにバフっと埋まって猫背で身体の体圧を四散してまったり座るという「座らせ方」だった。だが206XTの椅子は背もたれの上部が反り気味なので少し気になるところだ。また、自由な姿勢も受け入れれてくれたかつてのフランス車のシートと違い、比較的キチっとした座り方を要求する(逆に、キチっと座ると気持ちの良いメルセデスなどはフランス車のシートとは対局にある存在であろう)。
なお、助手席は椅子の下のスペースを使うためにアンコが薄め。
とはいえ、受け入れがたいなどという事ではまったくなく、あくまでも過去との「相対的な」比較である。
リアシートはフロントと同じような印象を受けるが、むしろ背もたれの形状はこちらの方が好ましい感じがした。角度も自然で、長い時間の乗車に耐える。
(写真はXTプレミアム、2001年以降)
プジョー/206XT