ゴルフ2も、いまやすっかり見なくなってしまったが、「小型実用車としてのゴルフ」らしさは現在のゴルフよりも溢れているように思う。

<フロント>4点
座面:3.5+
背もたれ:4.5
ケツの座り:4
バランス:4
サイドサポート:3
頭上:3
●着座したときの自然さが魅力的。デザイン的にも見た目にも何の変哲もないシートなのだが、「ちゃんと座れる」シートになっている。シートに座っているという「違和感」をあまり感じさせない。背もたれはごく自然に背中をトレースしてくれて、座面も大腿裏サポートがもう少し欲しいものの、ごくごく普通。だけど、この「ごく普通」というのが案外クルマのシートで実現されていることが少ない。
<リア>4点
座面:4
背もたれ:4
バランス:4
ケツの座り:4
頭上:3
足下:3.5
●これもまた、自然に腰がおち、自然に背もたれがあって、自然に脚がおろせる。まっとうな設計の見本のようなリアシートで好感が持てる。
着座感がフロントとあまり変わらないのも良い。背もたれがちょっと低すぎるのが欠点。
<総論>4点
今となっては小さいクルマである。だけど、立ち気味の各ピラーとデザインのために現在のクルマが失いつつある「パッケージ」を持っているこのゴルフ、虚飾を廃した機能重視の姿が潔い。シートもまた「ちゃんと座れる」という、実は多くのクルマが実現できていない機能を果たしている。