初代ミニとは何の関連もないモデルだが、エッセンスは散りばめられていて5年たった今でも飽きさせない魅力を持ち続けている。
いくつかバリエーションや派生タイプがある新しいミニだが、今回はベーシックモデル・「ONE(ワン)」。

<フロント>4+点
座面:4+
背もたれ:3.5+
ケツの座り:4+
バランス:4
サイドサポート:3
頭上:3
●固く薄いシートなのだが、形状に優れケツの収まりがよい。ケツの落ちる場所と大腿部裏を持ち上げる圧などのバランスに優れる。薄くても良いシートが出来るという好例か。背もたれは少々張り出しが強いが上体に深いな圧迫感は無い(ただし、シートをキチっと立てた姿勢の良い状態で座ったら、の話)。腰椎支持の張り出しが適切。
なお欠点としてはリフターが座面全体を持ち上げずに座面後ろを上げるタイプなので、上げてしまうと座面と背もたれのバランスが崩れてしまう感じがした。
<リア>3.5点
座面:3.5+
背もたれ:3.5
バランス:4
ケツの座り:4
頭上:2
足下:2
●正直なところ広くはない。頭上、足下ともにミニマムである。
シート自体はこれまた薄く固めだが、すっぽり収まって心地がよく、前席との座り心地の差異があまりないほど。単体での評価は高くつけられるだろう。とはいえ背もたれの高さはもう少し欲しいところ。
欠点は大腿裏が浮き気味になること、それと長時間乗車だとさすがにクッションの薄さを感じてしまいそうなこと。
<総論>4点
シート自体は快適であるが、ドイツ車の血がはっきり出ていて、英国車らしいシートでは無くなっているのは事実だ。個人的にはもう少し「遊びのある」座り心地だといいと思ったのは、座り心地や設計がストイック・スパルタンに過ぎると感じたため。クーパーならわかるが、ベーシックたるワンは違う方向性でも良かったのではないか。