伝統的にVWゴルフの派生車種として設定されるセダンは、かつてのジェッタの名前を捨てて現在ボーラと呼ばれる(ただし、アメリカではジェッタのまま)。
<フロント>
写真は革シートだが、試着座したのは明るいベージュが気持ちよい布内装だった。手で触ると表面のクッションが案外豊富なのに驚くが、座ってみるとこれまた意外に沈み込まず、硬い芯にすぐカラダが止まる。
形状はおおむね良く、サポートのバランスも優れている。座面は少々小さいが、しっかりとした造り・クッションでケツの据わりも良い。
だが、背もたれは上半身全体を押し気味にサポートするタイプなのはわかるのだが、背中をぐっと背もたれに押しつけると電車の椅子のような反力(実際には、背もたれのクッションはそんなに柔らかくないのに)を感じて上体が押し戻されるような感覚を少々感じた。カンタンに言うと、背もたれに背中が沈んでいく感覚が希薄。見た目のサイドサポートは大きいのだが...。
<リア>
なだらかなクーペフォルム、見るからに狭いキャビンは、案の定とても狭く、実用セダンだったジェッタの面影はもはや無い。足下、頭上ともにミニマム過ぎる。
シート自体はフロントと同じ印象。ちょこんと座らされている感じが強い。
<総論>
シートのしっかりした造り、的確な形状、バランスに優れたサポートには多いに共感できるのだが、もう少し「シートとの一体感」が欲しい気がした。
