石灰岩は、炭酸カルシウム(CaCO3、方解石または霰石)を
主成分とする堆積岩の一種です。
石灰岩を構成する物質には、
有孔虫、紡錘虫、石灰藻、ウミユリ、サンゴ、二枚貝、
腕足貝などいろいろな種類の化石をよく含んでいます。
色は白色または灰色ですが、含まれる不純物によって
黄色、赤褐色、暗灰色などとなります。
地質時代全般を通して、石灰岩は
古生代のオルドビス紀からシルル紀、
石炭紀からペルム紀(二畳紀)、
中生代のジュラ紀から白亜紀にかけてよく発達しています。
日本では
シルル紀、石炭紀後期からペルム紀の古生層によく発達し、
琉球列島の第四紀層にも
隆起サンゴ礁として発達しています。
いずれも化石を多く含み、
地質時代の決定に利用されるほか、
堆積当時の古環境や生物界のようすの推定に役だつため、
地史学および古生物学的に重要です。
陸地から供給される砕屑物が少ない
熱帯・亜熱帯の浅海域で、
炭酸石灰質の骨格あるいは殻を分泌する生物によって
有機的に沈殿固定されるか、
または海水から直接無機化学的に沈殿して形成されます。
こうして形成された石灰岩が
二次的に壊されてできた石灰質の砕屑物から
つくられたものもあります。
石灰岩の利用面は広く、
いわゆる大理石として石材に利用されるほか、
セメント、カーバイド、肥料などの原料や
製鉄などに大量に使われています。
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