人間は水・ミネラル・あらゆる生物の生命を食べる。
呼吸器官と皮膚表面の呼吸によって、地球を取り巻く大気を食べる。
長波から短波、高周波から低周波に至るあらゆる種類の振動を、感覚器官と身体全体で食べる。人間はこれらの波を全身で受け止め、そのうちの一部を電磁波に転換して経絡の通路を通じて体内に循環させる。
このように、振動、波、放射能、光線などを食べるという状態で表し、精神的食物と呼んでいる。また、大気や生物を食べることを物質的食物と呼んでいる。
物質的食物のうち、動物性を多く摂取すると、長波の吸収が多くなり、環境に対する間隔を制限する傾向があり、無限の時間や空間に対する認識力と感受性を鈍らせる。
植物性を多く取ると、短波の吸収が増え、長波の吸収が少なくなる。さらに、心理的、精神的に視野が広くなり、相対界の些細なことへの関心が薄れ、達観した気分を持つことができる。物質的食物は選んで食べることができるが、精神的食物は量と質をコントロールすることができない。よって、物質的食物の摂取を加減することによって間接的に制御することになる。
日常生活の中で肉体、精神、心理の活動の調和を保つには、毎日の食べ物に正しい秩序を保たなくてはならない。必要以上に動物性のものを食べると、精神活動は外の世界に対し利己的、攻撃的になる傾向がある。反対に、大量の果物とともに野菜類のみ食べている人は周囲からやってくる刺激に対して排他的、防御的になってしまう。動物性食物などの陽性のものは、一般的に活発で攻撃的な性質を作り出し、サラダ、果物、香辛料、アルコール類などの陰性の食物は大量に取ると排他的で、自己中心的な性質を作るようである。考え方は前者が唯物的で、後者は観念的になる傾向である。
そうならないために、自分の生活環境・風土にみ合った偏りのない中庸のバランスの取れた食事を心がける必要がある。