個人と環境は、一体となって存在しており、お互いに影響を与え合っています。人は周囲の環境から常時影響を受けています。ですから、心の健康を保つためには、自分自身の心を癒したり、鍛えたりするだけでなく、自分の周囲の環境をより良いものに改善していくことが必要です。
現代社会は、環境問題、長期的な不況、財政赤字、教育問題など、さまざまな社会問題を抱えています。一人一人が、そのような社会問題を自分自身の問題だと考え、それらを解決していくために自分なりの努力をする必要があります。
人類は、大きな岐路に立たされていると思います。このまま、さまざまな社会問題を放置しておけば、人類全体が破滅へ向うかもしれません。逆に、現在表面化している社会問題を一つ一つ解決していけば、非常に豊かな社会が建設できる可能性があります。人類の未来は、現代人の選択と行動にかかっていると思います。
一人の人間の力は、ちっぽけです。環境を変えるというような大それたことを目標にするのは、無謀なことのように思われるかもしれません。しかし、いきなり大きなことに着手する必要はありません。一人一人が自分のできる範囲で、環境を良くするために努力すれば良いのです。まず、自分自身の意識を変えることから初めて、身近な人と話し合っていけば良いと思います。そして、選挙の度に、心ある政治家を選出していけば良いと思います。
理想的な社会を実現するためには、社会を構成する一人一人の努力が必要です。社会の性質は、そこに住む人々の性質の総和だからです。制度や社会構造だけを整備しても、人類が精神的に成長していかない限り、理想的な社会は実現できないだろうと思います。
一人一人が自らが抱える心の問題と対決しながら、同時に社会全体を良くするために努力していくことが大切です。一人の人間の力はちっぽけかもしれませんが、それが集まれば大きな力になります。理想的な社会を建設するという目的で、多くの人が力を結集することができれば、思いもよらなかった大きな社会変革が早期に実現する可能性があります。
《読書案内》・・最近読んで、面白かった本
山田和尚「いのちの力をつかまえろ」(サンマーク出版)
ラビ・バトラ「新世紀の大逆転」(さんが出版)