(社)日本奇術協会主催定例公演
◆「Magic of MAGIC」第9回公演レポート
出演(敬称略)
松旭斎八重子プラスワン シルキー渚 石黒サンペイ
池田太郎 HIROMI 山田秀樹 正木亮
司会 ナナオ
チケット 前売り 2700円 当日3000円
MOMマジック教室 佐藤元一
講習料 1000円 教材費 1500円
会場には6:10位についたが、すでに10人ほど並んでいた。整理券を配っていたのでもらったが、年間パスポートの人には不要でしたと言われ、返却。そのまま並んでいると、年間パスポートの方からお入りくださいとのこと。席も年間パスポートの人専用の席が用意されてあり、至れり尽くせり。これは、ますますリピーターを大事にする姿勢が強くなっているようです。
今回は夜の部がSOLD OUTで昼の部が追加され、2回公演となりました。ますます、人気が出てきました。
クロースアップ
サラリーマンマジシャン正木亮さん
ヨン様に会えるカードマジック、ジャンボカードのカード当て、さわやかな夏をイメージした写真を切ったカードの一致。
クロースアップとはいえ、多くのお客さんに見えるよう、大きなカードを使ったり、それをボードに貼って提示するなど、見やすい工夫が配慮されており、観客全員が楽しめたと思う。会場を考慮するとサロン的な見せ方にしたのは正解だと思います。
ステージ
松旭斎八重子プラスワン師
オープニングにいきなり松旭斎八重子師。12歳の時に初めて演じたというマジック、卵と帽子でした。つづいてプラスワン師。本日がデビューとのこと。ロープマジック、色変わりレコード、とっくり吊りをハワイアンにのせて落ち着いて演じていました。
山田秀樹さん
プリンアラモード会に所属するアマチュアマジシャンとのこと。
真珠のネックレスを鳩出しのようにプロダクションしていました。また、新聞を破き、復活と思いきや連理の紙の様になり、その後改めて復活という演技に歓声が上がりました。立ち居振る舞いが非常に優雅で、熟練の味を感じさせる演技でした。
池田太郎師
水を入れた紙コップをお客さんと一緒に頭に載せ、ひっくり返すサッカートリック、500円玉の瞬間移動のサイキックマジック、アシスタントの入った箱に筒を差すイリュージョン。
トーク、サイキック、イリュージョンという構成は楽しかったのではあるが、演者のイメージがバラバラという気もしました。
再び松旭斎八重子プラスワン師
今回の主任である松旭斎八重子師のベテランの演技に酔いしれた。
ロープ切り、神田囃子、シルクの結び解けなどは、愛好家であれば一度は接したことのあるマジックだと思うが、流れるような手際で繰り広げられる演技に自然と拍手がわき上がり喝采でした。
クラシックマジック万歳。ベテラン万歳。
石黒サンペイ師
コミックパフォーマンス。とにかく大きな声で大熱演。多少、無茶のあるテレパシーには大笑い。最後はパントマイムでのエスカレーター、エレベーターで大盛り上がりでした。
HIROMI師
魔女軍団ステファニーから6月にソロデビューしたばかりとのこと。赤を基調としたかわいらしい衣装でミリオンウォッチ、鳩出し、カゴ鳩の打ち消しでフィニッシュ。わざわざ、黒い手袋を途中ではめてミリオンウォッチなどを行ったのは何故なんだろう?
ソロ演者として今後もがんばってもらいたいですね。
シルキー渚師
おなじみ、火の点いたキャンドルプロダクションからシンブル、5枚カード、ミリオンカード、ドラゴンゾンビへと続く演技。
特に5枚カードには、ため息の出るような美しさがあります。これぞマジシャンのテクニック。ミリオンカードもこれでもかとファンが現れ、シルクとカードのコンビネーションもカードの白とシルクの赤のコントラストが印象的。ラストのゾンビも奇をてらうことなく、銀のボールできちんと演じることで観客を魅了していました。
松旭斎八重子師、シルキー渚師とともにベテランの味、熟練の技に酔う心地よい一夜でした。
(井上憲一)