みなさんは犬塚勉という画家をご存知でしょうか。
私が彼を知ったのは,7月12日(日)午後8時NHK教育の「日曜美術館」再放送のことです。
何気なく画面を見ていたのですが彼の作品を見て
「うわっ,景色が生きてる!」
という衝撃をうけました。
小中学校の美術の先生のかたわら,美術準備室で作品を制作していた犬塚勉氏。
1988年
「水がうまく描けない。水を見てくる。」
といって谷川連峰へ。
赤谷川本谷から平標山へ向かう途中,悪天候のため遭難。
尾根に出たところで力尽き永眠(享年38歳)。
番組の中で彼の作品とともに彼の生き方,絵に対する態度など紹介され,ますます彼とその作品に引き寄せられました。
「草がいまにも揺らぎそう。」
作品のひとつ(梅雨の晴間)をみて小学生の娘が思わず声をあげました。
いつもはこういった番組を「つまんないから変えていい?」という娘たちもなにも言わず,黙って最後まで見ていました。
彼のことがもっと知りたいと思い,ネットで書籍を調べましたがありません。
ただし「せせらぎの里美術館」という項目がトップで出ていたのでHPへいってみました。
そこは毎年「犬塚勉展」を開催している小さな美術館でした。
HPを見ていると「画集の発売」という項目がありクリック。
早速注文することにしました。
メールで申し込みをすませ,郵便局で振込をして戻ってみると,なんとすでにメールの返事が来ていました。
読んでみると,申し込みが殺到して在庫がなくなり,現在増刷中とのこと。
お詫びの言葉と出来上がり次第送付いたします(もちろん入金確認のうえ)と書いてありました。
待つこと二週間。
昨日,宅急便で医院に届きました。
期待に胸ふくらませ,B4サイズの画集を開きました。
そこにはまさに「いのちの無いものに命を与えた」絵がありました。
番組で見ていない作品も含め,全部で11枚。
さらに,彼のノートや日記,彼に関わる人々の手記などもついていました。
じっくり読みたいのでまだ読んでいません。
落ち着いたときに読みたいと思います(よって,まったく目を通さないようにしています)。
画集は一枚づつ額装できるようになっています。
この絵が似合う額を買って,医院に飾ろうと思っています。


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