原爆症新基準初の総合判定 厚労省、高裁判決反映
原爆症認定を巡る集団訴訟で仙台、大阪両高裁の原告勝訴判決が確定したことを受けて、厚生労働省は16日、4月導入の新基準で積極的認定の範囲に当てはまらない人を個別審査する初の「総合判定」を始めた。同日の審査対象は約20件。審査にあたる被爆者医療分科会は両高裁判決を反映させることを会議の冒頭で確認した。
4月に認定基準を変更後、これまでに306件が原爆症と認定された。うち集団訴訟の原告は109人。認定数は2カ月余りで既に2007年度の2倍以上に上っているが、いずれも爆心地からの距離など一定の要件を満たせば積極認定される、がんや白血病、白内障、心筋梗塞(こうそく)、副甲状腺機能障害の5疾病のみ。総合判定は、これに当てはまらない人を審査の対象とする。(
nikkei net 2008年6月16日 16:00