裁判員制度に反対する集会
裁判員制度に反対する弁護士などの呼びかけで13日夜、東京で大規模な集会が開かれ、制度には問題が多く、廃止するべきだと訴えました。
東京・千代田区で開かれた集会には裁判員制度に反対する全国の弁護士や一般の人などおよそ1400人が参加しました。このなかで東北大学の小田中聰樹名誉教授は、「裁判員制度では法廷での審理が中心になると言われているが、実際には事前に行われる手続きで争点と証拠がすべて決められてしまう。裁判の透明性が損なわれ審理が公正に行われなくなるおそれがある」と指摘しました。また、家族問題が専門の評論家は、裁判員の守秘義務について、「家族が裁判員になり、大きなストレスを抱えても話を聞いてあげることすら出来ないのはおかしい」と批判しました。最高裁判所がことし始めに行った調査では、3人に1人が人を裁く責任の重さなどから、義務でも裁判員になりたくないと答えています。集会を呼びかけた弁護士は、「国民が強制的に参加させられるのに、開始まで1年を切った今も裁判員制度への理解は広がっていない。問題が多い制度をこのような状況で始めるべきではなく、廃止を求める声を強めていきたい」と話していました。
NHK 2008年6月14日 7時30分