李香蘭 私の半生
山口淑子・藤原作弥 著
新潮社(新潮文庫) 2007年 1月15日 第9刷
ISBN:9784101186115 (4101186111) 667円+税=700円
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「李香蘭」 という名前を聞いて、「ああ、あの目のパッチリしたきれいな人ね」 などと言えるような人は、団塊の世代より上の年代の人たちだろう。
それとも、日本の映画史を知る人か、劇団四季の 「ミュージカル李香蘭」 を見た人なら知っているだろうか。
この人に関する本はたくさんある。
芸名は、李香蘭。 本名は、山口淑子。 両親ともに日本人であるが、満州国においてこの芸名で中国人として振る舞い、歌手として、女優として映画に出演した。
戦後は本名の山口淑子として、女優、テレビタレントとして、また政治家として活躍した。
同年代の女優では、原節子がいる。
この本は、今で言うなら、芸能人が書いたタレント本の類に含まれるのかもしれない。
しかし、単なる記憶に基づいた自伝ではなく、歴史的事実を説明しながら書き進められているため、平和な時代とは異なり、激動の昭和史の一面を見るようである。
昭和の歴史(特に戦前〜戦後まもなく)は、文字や映像で教科書的な正史として知る機会はあるが、このような本は少ないように思う。
昨年、本屋でふとこの本を見つけたが、以前単行本を買って読んだ記憶があった。
真剣に本棚を探せば、どこかにあるはずだが、もう一度読もうと購入した本である。

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