2009/5/30

電磁波で全焼した工場  火災

これはオカルトのお話ではありません。

以前の私の取引先であった刺繍工場が全焼しました。仮にN社とします。
平成11年のことです。
当時、私の家は、刺繍ミシンのデータを、デザイン画から起こす仕事をしていました。
その取引先も、同じような仕事を内製していたのに、なぜうちに仕事を持ってくるようになったのか、不思議に思っておりました。

そうするうち、N社にミシンを納めているミシンの販売会社の社長が来て、じつはあそこで異常な現象が起きていて、とても仕事ができないのだと教えてくれました。

N社は、東大阪市にあり、それまでの木造の工場を鉄骨づくりに建て替えてから、そのような現象が多発するようになったといいます。
ミシンや電話が壊れる、テレビ・ラジオが受信できない、パソコンが勝手に焦げる、金糸や銀糸が炎をあげて燃え出す、といったものでした。新聞にも記事が載りました。
不寝番をしているとき、銀糸が燃えだした、というものでした。

そして最後にはとうとう、全焼の火事になってしまいました。

新聞には、「関西電気保安協会の作業員が室内電圧を測定するため、計測器の下に静電気や電磁波を防止する導電性のマットを敷いたところ、翌日にこのマットが焦げ、さらに金銀糸が燃えるなどして工場が全焼した。」   とありますから、ほんとうにひどいことになったものです。

N社では、電線の引き込みから電磁波が大量に工場内に入ったとして関西電力を訴えました。大阪地裁では、発火の原因は電磁波によるものと断定しつつ、電力の引き込み線から入ったかについては不明として、賠償請求を認めなかったのです。

以下、引用です。

「電磁波で工場全焼」大阪地裁判決 因果関係認定
東大阪の縫製工場で金銀糸が発火し、工場が全焼したのは電線から流れ込んだ高周波が工場内に入り込み、強い電磁波になり電子レンジのような状態になったためだとして、関西電力と関西電気保安協会を相手に計約3億3千万円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は14日「大気中の高周波が相互作用によって強められ、刺繍用の金銀糸を発火させた可能性が強い」と述べ、電磁波と火災の因果関係を認める判決を言い渡した。
一方、裁判長は「高周波の電磁波が火災を発生させた可能性が最も高く、ほかに 有力な出火原因は考えがたいが、高周波は窓や壁から侵入する可能性もあり、電線だけに限定する根拠はない」とし、関電などの賠償責任は認めなかった。
原告側は控訴を検討している。
早稲田大学の大槻教授は、「原因不明の火事の相当数が高周波が原因で起きていると考えられるが、この分野はまだ研究が不十分だ」と話している。
「平成12年3月15日付 朝日新聞・毎日新聞」

あの大槻教授も、測定器を持ち込んで調べたのですが、電子レンジ状態であったことは間違いないそうで、ほんとうに不運なN社でした。

このことを思うとき、先日来の、触れるるパソコンが次々に壊れていく、私の指先というのも、電磁波が出ていたのかもしれません。
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タグ: 電磁波 発火 刺繍




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