裁判員制度に対する世論調査結果
http://www8.cao.go.jp/survey/h16/h16-saiban/index.html
内閣府より平成21年5月までにはスタートとなる、裁判員制度についての世論調査の結果が公表された。ちなみにこの制度自体をどのようなものなのか知っている人は、僕の周りにおいては心配なほどいないのだが・・・
簡単に言うと、
裁判員制度は、国民からくじで選ばれた裁判員が、殺人、傷害致死などの重大事件の刑事裁判で裁判官と一緒に裁判をする。
ということなのだが、個人的には非常に心配である。
これからどのように認知させていくか大きな課題ではあるし、元検察事務官の僕としては、人を裁くという重大さを身にしみているし、そのためにどれだけのことがされ、どれだけ慎重に慎重を重ねて、裁判になるか、それを考えると、一部の感情で判決が大きく左右されるのには、かなりの危機感を持っている。それに裁判員に選定されることにより、圧力が絶対掛からないとはいえないし、どのような形でも判決にかかわり、それにより被告人の人生が左右されるということになると、人一人の人生を握ってしまっているので、些細な事件でも相当な意識を持って行わないと、とても心配だ。
そもそもこの裁判員制度には拒否権がないというか、ほとんど強制に近いものだと聞いていたが(あまり自信なし)、そもそも思想良心の自由で、「裁判員制度に参加しない」という考えは認められないのだろうか?
南野法相は
世論調査の結果に
「国民の理解が行き届いていない」
とコメントされていたが、裁判員制度の問題点を、法相自体が本当に理解しているのか、問いただしてみたい気もする。
そもそも裁判員を片手間でという考えには無理があり、特に企業に勤めている人とかは、手が回らないのは明らかで、経営者にしても「自社の利益を上げることに、最優先にしてもらわなくては困る」ので、経営者側からしても、どこまで協力させられるかは今後の課題だろう。
今回の世論調査で、大変気になった部分で
「たくさんの書類を読まないでも済むようにしてもらいたい」
とか,
「裁判にかかる時間を短くしてもらいたい」
などの意見が多かったですが、ソレを見て「おいおいおい。」と頭を抱えてしまいました。
裁判員は,死刑など人の生死まで決める仕事なのですが・・・。
これから国民にどのように周知させるか、模擬裁判などどのくらい出来て、どのくらい参加に興味を持たせられるか、その点だけでも問題点は山積みですが、僕は裁判所職員の繁忙さも知っているので、「頭抱えてるんだろうなぁ?」と想像してしまいます。
僕が考える、日本の将来に関するもっともっと大きな重要な問題もあるのですが、あまりに危険な意見になりそうなので、今回はコメントは差し控えますが、もちろん利点もあるわけで、問題点の潰しと国民への理解、そして裁判というものの重要性等これから国がどのように周知していくのか、注目したいと思います。
(有)蘭勇グローバルチーフ

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