2017/11/25

木下直之さん講演「震災・敗戦からの復興と近代建築」  他館企画など

鎌倉商工会議所会館へ、木下直之さんの講演「震災・敗戦からの復興と近代建築」を聞きに行きました。

鎌倉国宝館、神奈川県立近代美術館などの建築物を、建築様式ではなく、「震災」や「敗戦」からの「復興」における意味という文脈で、鎌倉時代まで時間の枠を広げながら考える興味深い内容。
木下さんは、以前に著作の中で「原爆の図」の裸体表現についてもユニークな考察をされているので、講演の後に少しだけご挨拶をさせていただきました。

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写真は、鎌倉市役所から見た商工会議所会館。手前の銀杏の木は、1949年5月3日に「全国に先駆けて開かれた」鎌倉平和集会を記念して、仏文学者の小牧近江らが鎌倉駅前に植えた「平和の木」。
フランス革命の「自由の木」にちなみ、二度と戦争を繰り返さないという誓いをこめて命名されたそうです(1971年に現在の場所に移植)。
若き日のヨシダ・ヨシエさんが小牧近江に紹介されて、片瀬に住んでいた丸木夫妻のもとを訪れたのも、その年の暮れのことでした。

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帰りに、木下さんが講演の際に触れていた、鎌倉駅前にあるラングドン・ウォーナー博士の記念碑も見てきました。
ウォーナーは日本文化の研究者で、「文化は戦争に優先する」との言葉を残し、大平洋戦争の際には「三古都」(京都・奈良・鎌倉)に戦禍が及ばぬよう訴えた、という逸話も残っています。実際には文化財保護のためのリストを制作したものの、その有効性について諸説あるそうですが、空爆を受けなかった鎌倉では、とても大切にされている様子が感じられました。
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