2009/5/8  9:33

沈黙を破る  アーティスト

 

 2月に「今できることを」というチャリティーライブをやって早くも3か月がたった。パレスチナ・ガザ地区の封鎖を解除するための署名と募金を集めるために2日間かけて高円寺と池尻で行った。素晴らしい時間だった。たくさんの人々が集まってくれて、署名や募金もいただいて、語り合う時間も作れて、ライブはおおいに盛り上がった。でもそれだけだったのかもしれない。

 なぜだろう。自分は大事なことをすぐに忘れてしまう。一度考えたり、感じたり、自分を見直したり、人の痛みをわかろうとしたりすることをいつの間にか忘れている。考えるのをやめるからだ。考え続けるのをやめたからだ。情けない。芸人は3日で腐る。

 ゴールデンウィーク最後の夜に、ポレポレ東中野でドキュメンタリー映画の「沈黙を破る」を観た。監督はジャーナリストの土井敏邦さん。土井さんが1985年にパレスチナ・イスラエル問題に関わって以来、17年間にわたって撮り続けた映像による取材をドキュメンタリーにしたもので、全4部作。「沈黙を破る」はその4部作目です。

 まず思ったのは、とてもわかりやすい映画だということ。パレスチナ側の被害を語るだけではなく、イスラエル軍の侵略する動機、元兵士の心理状況の分析まで、徹底した取材でみせてくれる。パレスチナ・イスラエル問題をもっと詳しく知りたい人はもちろん、初めてこの問題を知る人々にもとてもわかりやすい映画です。ショッキングで悲しい映像には涙があふれくる。だが、それ以上に元イスラエル兵の言葉に心がえぐられた。世界一道徳的な軍隊と教え込まれたイスラエル軍の兵士の言葉です。

 「18歳でいきなり戦場(占領地)に送られて人を撃てと命令される」
 「個人的に無関係な家に入り込んで、女性の下着まで調べさせられる」
 「休みの日は自分の家族や友達と楽しく過ごし、兵役に戻るとパレスチナ人の親子に銃口を向ける」
 「18、19歳の若さで自分の親や、祖父母の年齢にあたるパレスチナ人に対して高圧的になる」
 「すべてがゲームになる。感覚が麻痺してしまう」
 「心の沈黙がはじまる」

 悲しい現実です。パレスチナ・イスラエル問題の背景には欧米諸国の責任が大きいことは周知の事実だけれど、これは本当に他人事ではない。日本もやばいのだ。イスラエルの兵士の言葉はまるで自分のことように思えてきた。ショックだった。

 2月のチャリティーライブをやるきっかけになった、だるま森+えりこさんが言ってみえたことなんですが、日本は結局ブームにのっかるだけなんだと。去年の年末から正月にかけて過激に報道されたせいで、少しはみんなの目が中東に向いたけれど、一時的なものにすぎなかった。テレビが何も言わなくなれば、忘れ去れてしまうのが現実。北朝鮮のミサイルになって、くさなぎ君になって、豚インフルエンザ。今日の新聞の一面は「1000円高速渋滞倍増」だ。(読売とってます)もちろんニュースは新しいことをどんどん知らせるのが仕事なんだろうけど、大事なことはなかなか続けて報道されない。僕も土井さんを知らなかったらこの問題を知らずに生きていたかもしれない。

 何も終わっていない。日本の僕らだってくだらない政治家に無関心になって心の沈黙をつづけるかぎり日本は悪くなっていくばかりだ。僕らが戦争に行くことだって十分に
考えられる。難民になるかもしれない。ネット難民じゃすまないかもしれない。

 こんなことを言っている自分が周りの友達や仕事の関係者とこういう話が今日からできるかが本当の勝負なんだが、とにかくここに書くことからスタートしたい。だってもっと面白い芸人になりたいもん。

 そしてぜひ「沈黙を破る」観てください。少し割引きの特別鑑賞券もあります。宣伝するぞ。

 ★『沈黙を破る』公開情報
  ポレポレ東中野(03-3371-0088)にて公開中!!

  ◎上映時間:12:50/15:30/18:30

  ◎料金:当日一般=1,700円/特別鑑賞券=1,300円

   ※特別鑑賞券はこちら↓からご購入いただけます。
   http://www.cine.co.jp/php/detail.php?siglo_info_seq=112

  ◎イベントスケジュール
   
   5月6日(水)15:30の回上映終了後
    渡辺えりさん(女優)来場!!

   5月10日(日)15:30の回上映終了後
    柳澤秀夫さん(NHK解説委員)

   5月16日(土)15:30の回上映終了後
    岡崎美佳さんによる音楽パフォーマンス!!

   5月17日(日)15:30の回上映終了後
    綿井健陽さん(ビデオジャーナリスト)来場!!

   5月24日(日)15:30の回上映終了後
    佐藤忠男さん(映画評論家)来場!!



              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
土井敏邦 (DOI , Toshikuni)
URL : http://www.doi-toshikuni.net/
          (コラム「日々の雑感」)

 
 
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2009/1/31  8:06

うれしいっす  アーティスト

 楳図かずおの家が裁判で認められたのもちょっと嬉しいが、何が嬉しいって自分が呼びかけたことに反応があったから嬉しい。

 2月の緊急チャリティーライブの参加者がどんどん増えています。仕事などで来られない方からもメールをもらったり、ネットで署名してもらったりと確実に大事なことが伝わっているのが嬉しいっす。がんばろう。

 

2月11日(水・祝) 緊急ライブ&DJイベント

 

 パレスチナ・ガザ地区の封鎖解除を求める署名と、緊急支援募金のための

 緊急ライブです。

 

 「今できることを」

 

場所:高円寺 コネクシオン (The Connection)
   http://www.koenji-connection.com/
   Tel&Fax 03-3312-8688
   ★所在地★
   東京都杉並区高円寺南4-23-4 高円寺マンシオンB1
   ※高円寺南口をでて高南通り沿いスグ!!
   MAPはコチラ☆↓
   http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=13798927&comm_id=1692404

 JR高円寺駅南口より徒歩二分!南口をでるバスロータリーの向こう側の角に焼き鳥屋の「大将」があります。大将を左にみながら駅と交差している通り(高南通り)を降りて行ってフレッシュネスバーガーのちょい先左手。 

時間: 15時オープン・スタート

     21時ころまで
   
お代:¥1000〜 (募金にさせていただきます)

出演:バロンなかざわ、だるま森、チェリータイフーン、岡たいすけ、おがさわらりゅうへい、こしいしわたる、SOZORO、青木遼太、多田純也、小田晃生

  
 DJ:KANEKO HIDESHI(☆)、北島ゆうた、今西祐次(Planet Plan)、カオル(歌手)
   

他出演者募ります。 決まり次第随時アップします。

 


2月12日(木) 緊急ライブイベント2

 

 パレスチナ・ガザ地区の封鎖解除を求める署名と、緊急支援募金のための

 緊急ライブです。

 

 「今できることを」

 

場所:池尻大橋CHAD

 

いつもお世話になっているCHADで二日目をやります。
18時半オープン、20時スタート

お代¥1000〜 (募金にさせていただきます)

出演:バロンなかざわ、だるま森、中ムラサトコ、矢野忠、岡たいすけ 他

 

 出演者募ります


問い合わせ 池尻大橋CHAD(チャド)
    住所: 東京都目黒区東山3-15-14 TEL.03-3710-8731
  東急田園都市線・池尻大橋駅東口を出てガソリンスタンドの脇、薬屋の2階です。




 そして今夜は「モダンボーイ」飲みたいかたはぜひ。

1月31日(土)夜中 「モダンボーイ vol.8」 

 

 月末はレギュラーの「モダンボーイ」。 踊りにおいでー




 今回で8回目を迎えるこのパーティー。私の大好きな古き良き芸人、チャップリン、スパイクジョーンズ、エノケン、寅さん、クレイジーキャッツなどの映像をプロジェクターで映しながら粋なDJと生ライブとパフォーマンスをつまみに楽しんでいただくパーティーです。 今回はスペシャルゲストに、伊勢大神楽の「佐藤まさ志」さんを、御存知浅草貴婦人会より、ハッピーバーレスクダンサーのチェリータイフーンをお呼びして、お正月な雰囲気のモダンボーイを楽しんでいただきます。

  

 「佐藤まさ志」プロフィール

和芸から西洋の芸まで幅広くこなす神出鬼没の大道芸。伊勢大神楽、和手品、がまの油などの日本の伝統芸能を継承し、東京都ヘブンアーティスト、江東区認定街かどアーティストとして全国各地を回る。

 
 「チェリータイフーン」プロフィール

まさに台風のようなダンサー。迫力満点!観た後、去った後は心が一掃、笑顔が残ります。バーレスクダンスにこだわり続けながらも、役者、脚本、演出、振り付けまでこなすマルチアーティスト。

おだい→1500円(1ドリンク込)注※24時からはお店のチャージがプラス500円かかります。

オープン23時
スタート24時

場所 @東京 銀座 ultra lounge PEACH
〓PC用
http://www.pan-potcreate.com/peach/

〓DoCoMo・au用
http://www.pan-potcreate.com/peach/i/

〓Soft Bank用
http://www.pan-potcreate.com/peach/v/
TEL 03-3541-4677
出演: バロンなかざわ、サーヤ/ベース(from Gypsy Vagabonz), Jordan/トランペット(Mo`lets), 八木橋こうじ/ギター(Bogalusa)

 

ゲスト 伊勢大神楽 「佐藤まさ志」

     バーレスクダンス  チェリータイフーン

DJ: ミルキー(Franctic Brown Beat & Drink`em All)、アイバ(FEMININ)、FUMINN(Drink`em All)

 ポップでな渋くて粋なDJたちが昭和ジャズ、歌謡、ワールドダンスミュージックで躍らせ、。 銀座ですがお酒は一杯500円から。安い!マスターはMr、ゴチョウ。今年もお世話になります。

さあさあ、銀座の夜をお楽しみに。
http://www.ginza.jp/now


2008/12/17  14:51

女性の強さ  アーティスト

 そういえば、僕のまわりには強い女性がたくさんいます。強くて面白い。近いところからいくとまずは母親が強くて面白すぎる。口癖は「家族愛」。2人の姉もパワフルで超個性的。妹は2人産んだ後に、先週バーレスクダンサーとしてデビューした。この人たちのことを書き始めたら1週間ぐらいかかるし、下手なこと書けないので今度ゆっくり書くとするが、とにかくまわりにいる面白い女性のおけげで毎日、大変刺激的であります。

 東京に来てからもたくさんの面白い女性に出会った。大方斐沙子さんもその一人。今、中野の「あくとれ」で楽天団という演劇企画団のプロデュース公演の「ウィンドミル・ベイビー」が公演中です。大方斐沙子さんの一人舞台に僕も少し出演させていただいております。日曜日まで。
 
 「ウィンドミル・ベイビー」はデビッド・ミルロウという作家が書いたオーストラリアのアボリジニー現代戯曲で、差別という歴史の中で強く、つつましく、明るく、人を愛して、自然を愛して生きた一人のアボリジニーの女性(メイメイ)の悲しくも可笑しい物語。大方さんは老婆のメイメイとしてお話を語っていくのですが、一人で12人の登場人物を演じます。

 僕が紹介するのもおこがましいのですが、大方さんは現代制作舎の大ベテラン女優で舞台や映画やドラマで活躍されています。もうすぐ70歳で1時間40分を一人で演じきるエネルギーにまず驚くのですが、それ以上に役者ってすごいぞって思わせる俳優さんなんです。とっても可愛らしくて小さい体なのに芯の強さは秘めていて、嘘がなくて、媚びてなくて、自然にそこにいられる人です。こんな言い方しかできないのが申し訳ないのですが、とにかくすごい。

 僕は物語に沿って歌ったり、ウクレレを弾いたり、いろいろ叩いたり鳴らしたり、時々芝居に絡んだりする役割ですが、まるでライブをやっているように毎回新鮮で楽しいのです。芝居はライブですね。昨日初演を終えて、ほっとして、どっと疲れがきたけど体はまだすごい興奮していて、ワインをちょっと飲んだだけでとても気持ちよくなり、帰りが大変でした。いい舞台を観たときはほんとに幸せになる。

 女はすごいなと改めて思いました。結局この社会はバカな男がレールを引いていて、男が生きやすいようにできている。女性は昔からそんな男社会のしがらみを軽いステップでかわしながら、強くたくましく生きて新しい命を生んできたんだなと思ったら、とても愛おしく思えました。大方さんの芝居はそんな気持ちにさせてれます。ぜひ

演劇企画集団 楽天団プロデュース公演 アボリジニ現代戯曲連続上演vol.7


◎『ウィンドミル・ベイビー』
   作:デービット・ミルロイ
   演出 : 和田 喜夫
   出演 : 大方斐紗子
   演奏 : バロンなかざわ]

●2008年12月17日(水)〜21日(日)

●会場:中野:スタジオアクトレ         
  ※中野区中野2-11-2サン中野マンションB1
   (中野駅南口下車新宿方面線路沿い徒歩5分)
  ※tel.03-3384-3495
  ※スタジオあくとれHP  
     http://actre.infoseek.ne.jp/

●全席自由・前売り予約 3,000円
        当日     3,300円
        学生     2,500円
        (※学生は、オフィスムベのみ取り扱い) 


   17(水) 18(木) 19(金) 20(土) 21(日)
14:30      ●        ●   ●
19:30   ●       ●




2007/2/25  16:16

ピエロの赤い鼻  アーティスト

 ピエロの赤い鼻という映画が僕は大好きです。1960年代のフランスの田舎町。自分のお父さんが毎週日曜日になるとピエロに扮しみんなの笑いものにされているのが嫌いな男の子が、なぜお父さんがピエロになったのかをお父さんの親友に教えてもらいだんだんと心情が変化していくお話です。第二次世界大戦中、ドイツ占領下のフランスでドイツ軍の捕虜になったフランス兵数名が、極限状態のなか、一人の元ピエロのドイツ兵に救われます。そのドイツ兵は命令を無視してフランス兵を助けたためにフランス兵の目の前で上官に射殺されます。その後、助かったフランス兵の一人はピエロになります。そのフランス兵が男の子の父親というわけです。

「いまはただ、きみを笑わせることしかできないけれど・・・・・」

監督は「クリクリのいた夏」でも有名なジャン・ベッケル。ほんといい映画なんで観てない方はぜひ観てくださいませ。泣けます。

 先週の木曜日、僕の知り合いのピエロが亡くなりました。急に死んじゃったんです。拡張性心筋症という10万人に一人しかならない病気で。金曜日の通夜では笑顔のピエロの遺影を前にたくさんの人々が泣いていました。笑わせるのが仕事のピエロがこの日ばかりはみんなを泣かせていました。輿石献太郎さん。けんちゃん。友達の輿石渉くんのお兄さん。前に一緒に仕事もさせてもらったこともありました。小さくて、芸達者で、愛嬌たっぷりのピエロでした。この仕事をしていると自分の最大の武器は笑顔だなーと思っているんですが、けんちゃんも多分同じことを思っていたんでないかな。僕もですが、笑顔だけでこれまでの人生を生きてきたと言っても過言ではないぐらい。大きい口で笑うピエロでした。

 もう見れないのか。目をつむって思いだすしかないのな。こんな事をかってに書くと親戚のかたに失礼かもしれないけれど、僕は思います。けんちゃんはもしかしたら別の誰かが患っていたかもしれない心臓の病気にわざと自分からなったんではないかな。その誰か別の10万人に一人を救うために。

 そんなわけないんだけど。けんちゃんだってもっと生きたかったに違いないのに。もっと風船作りたかっただろうに。もっと人を笑わせたかっただろうに。でもそんな風に思わないとやってられないくらい悲しい出来事です・・・・・・昨日、阿佐ヶ谷から高円寺まで歩いて帰りながらけんちゃんの事を考えていたら、泣いちゃったよ。今も泣けてきた。

 僕もいつ死ぬかわからん。この一時間後に自動ドアに僕のあごが挟まって死ぬかもしれない。そのくらい張ってるからこのえらは。だから僕はいつ死んでもいいようにこのけんちゃんの笑顔に負けない笑顔で生きていこうと思う。とってもいい写真を弟のわたる君が送ってくれました。

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 いつ死んでもいいなんてかっこいいことを言ったのは嘘でした。そんな覚悟はできないや。やっぱり死にたくないのが本音でいざとなったら(ヤクザに絡まれたりしたら)この笑顔でなんとかするしかないんだろな・・・・・
 だから毎日けんちゃんと一緒に笑いましょう。わはは。何があっても笑いましょう。くすくす。人を怒らせない程度に笑いましょう。へへへへ。そのほうがけんちゃんは喜んでくれます。ぐす。

2006/5/11  0:11

グリーンピース  アーティスト

いやー今夜は千葉で飲んじゃいました。都営浅草線から直通の北総線、秋山という駅にあるグリーンピースというユルカワイイ名前のお店でした。パントマイムの劇団にいた時の芸人仲間ハチの紹介で急遽投げ銭ライブをやることになり、初秋山ライブをやっちゃいました。いいお酒といいツマミ!に囲まれながらお客さんもノリノリでほんといいライブになりました。途中上の住人の方から苦情らしきものもありましたがお客さんの御協力でなるべく静かに盛り上がりました。パントマイムやってて良かった。おじさんごめんね。お店のマスター、ケンシロウさんありがとうございました。また飲みたいな。7月にはお店が移転するそうで、そのオープニングイベントにもまた出演すると思いますので秋山とグリーンピースのお客様、またよろしくです。日程はまた決まり次第お知らせします。今帰りの電車でもうすぐ高円寺です。もう一杯やっていこうかな。



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